埼視協通信 No.46(2020年1月発行)

2020年1月7日 埼視協会報

■会長の想い  田口 茂

 会員の皆さまには穏やかな新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
 今年は2020東京オリ・パラの開催年でスポーツの話題が多くなることでしょう。現時点で私はそれほど興味がありませんが、近づくにつれ煽られて熱くなってくるのかも知れません。
 年のはじめに「今年は何々をするぞ!」と目標を立てる方も多いことでしょう。NHKのラジオ深夜便で「三日坊主は何回繰り返してもいいですよ」というフレーズを耳にしました。「毎日続けるぞ」と肩肘を張らず思い出したときに実行するよう意識することが大切だそうです。これもなかなか難儀なものです。
 さて、昨年10月には豪雨により県内でも災害が発生しました。避難情報に戸惑った方が多かったのではないでしょうか。
 幸い当会会員で被災された方はおられませんでしたが、被災された視覚障害者への災害募金の呼びかけに多くの方よりご協力いただきました。ありがとうございました。
 募金額は、21,640円となり日視連へ12月2日に送金しました。
 このような豪雨災害は今後もあり得るでしょう。地震災害、気象災害には十分備えをすることが肝要と理解していますが備えられないのが現実です。
 どのような備えをすれば良いのか学習するため3月3日に防災ワークショップを開催します。今後の備えの参考にしてもらえれば幸いです。
 このワークショップが皆さんに参加いただく今年度最後の事業となります。その前の事業には2月8日の歩行訓練士による講習会、2月23日、24日は関東ブロック川崎大会があります。
 ところで田口よ。君の今年の目標はなんだね? そうですね。毎日の酒とたばこがうまいことかな。
 う~ん、体調が良くないと酒もタバコもまずいからなぁって! 他の目標はないんかい!。
 何はともあれ、今年も皆さまのご協力をお願いするとともに平穏な一年でありますことをお祈り申し上げます。

■新年を迎えて  副会長 大井田 弘子

 みなさん、あけましておめでとうございます。穏やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 いよいよ、2020東京オリンピック・パラリンピックイヤーの幕開けですね。どんなドラマが繰り広げられるのか、今からとても楽しみです。
 さて、私事ですが、今年還暦を迎えます私にとって2020年はどのような一年となるのか。そこで、2020年の四緑木星の開運法をのぞいてみると、「新しいことにチャレンジすること!去年はチャレンジしても上手くいかなかったことが、運気の上昇で今年は上手くいくことが増えてくる」とありました。まあ、頑張りすぎても、空回りしてしまいそうなので、まずは、目の前のやるべきことから一つずつクリアしていきたいと思います。その上で、自ずと結果はついてくると確信しております。
 今年も副会長として微力ながら、田口会長をはじめ、理事、事務職員、そして多くの会員のみなさまと共に様々な事業に取り組んでいきたいと思います。今後とも益々のご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。
 結びに、みなさまにとりまして、幸せな一年となりますよう、ご祈念申し上げます。

■年頭にあたり  副会長 石川 晶夫

 年号が令和に変わり2年目、会員の皆様には健康で新年を迎えられたと思います。
本年も皆様にとって良い年でありますように。
 3カ月が過ぎると新年度。一つ一つの事業を終えると次の行事。会員の皆様にはお忙しいとは存じますが、ご支援ご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。

■歩行訓練事業のお知らせ

 来年2月8日(土)に歩行訓練事業として講師、清水美知子先生の歩行「単独歩行・介助者との歩行」について講習会を開きます。
 参考になる話を聞かせていただけると思いますので是非、ご予定を合わせてご参加ください。受講料は無料です。
以下日程
日時:令和2年2月8日(土)  13時~16時
場所:アズ本館6階KUMAGAYAプレイスホール
申し込みは事務所まで。
 その際は、お住まいの市町村名と氏名をお伝えください。
ご不明の点がございましたら石川へ、メール又は電話でお問い合わせください。
email→akio-c@agate.plala.or.jp
携帯電話→090-3090-5181
ps.ガイドさんにも参考になると思います。また、清水先生に実技指導もお願いできたらと考えております。
☆随時受付けをしています・・・☆
●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて歩行指導をします。会員・非会員問わず県内在住の視覚障害者の方が対象となります。お問い合わせください。

■防災ワークショップのご案内

 昨年の豪雨を体験すると「万一に備え」が現在では「万一」ではなくなったようです。
 イザというときのためにも仮想体験と知識を得ておくことは防災の備えをするうえで大切なことと考えます。
 そこで「備え」に役立てていただきたいと防災ワークショップを次のように企画しました。どうぞ参加して参考にしてください。
 期日:令和2年3月3日(火)
 会場:埼玉県防災学習センター
     鴻巣市袋30
 *会場へのアクセス
  JR北鴻巣駅より徒歩20分程度です。
  10:00に北鴻巣駅へ集合いただければマイクロバスで会場
  へお送りします。
 内容
 10:30~12:00 研修室で防災に関する講習会
 12:00~13:00 昼食、防災グッズ展示品見学
             *昼食はご持参ください。
 13:00~14:30 体験学習(地震、煙、風力)
 申込:2月21日(金)までに事務所へ申し込んでください。
    申込時には次のことを連絡してください。
    付添いの有・無
    マイクロバスを利用する・利用しない

■団体戦優勝おめでとうございます! 大井田 弘子

 第33回日視連関東ブロック視覚障害者サウンドテーブルテニス横浜市大会が、去る11月16日、17日に神奈川県ライトセンターを会場に開催されました。関東1都7県5政令都市の13団体男女合わせて62名が参加しました。
 16日は男女別個人戦、17日は男女別個人戦の準決勝、決勝の後、13団体対抗の団体戦が行われました。
 入賞結果は次の通りです(敬称略)
《男子個人の部》
 ◎優勝:森住純一(茨城県)
 ◎準優勝:田中献造(横浜市)
 ◎3位:川島典之(相模原市)と石田真隆(栃木県)
《女子個人の部》
◎優勝:山崎智恵子(川崎市)
◎準優勝:笠羽明美(横浜市)
◎3位:渡部晃子(埼玉県)と丸山恵美子(埼玉県)
《団体戦》
◎優勝:埼玉県
◎準優勝:茨城県
◎3位:山梨県と東京都

 昨年、三連覇の期待がかかる中、惜しくも優勝を逃した埼玉県チームでしたが、その悔しさをばねに、五十嵐監督のご指導のもと、強化練習を重ね、文字通り「ワンチーム」で勝ち取った団体戦優勝と個人戦入賞!本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でした。
 以下は、選手のみなさんと五十嵐監督からいただいた喜びのコメントです。

渡部 晃子(川越支部)
 関東大会出場が決まってからチーム埼玉として仲間と練習を重ねて、あっという間に試合当日。今回は、そんな感じでした。結果は、団体戦優勝。丸山さんと渡部二人が個人戦3位という結果でした。皆さん一人一人が力を出せたのではないかと思いました。
 それぞれあの時ああしてればよかったなあーなどと反省する事はたくさんあったと思いますが、皆さんと共に時間を過ごせて楽しかったです。
 監督の五十嵐さんからは色々アドバイスをいただき、その都度気持ちをしっかりと引き締める事もできました。また、千葉さんをはじめ、喜多さん、横田さん、吉野さんにも大変お世話になりました。皆さんがいなければ練習時から当日まで元気になおかつすばらしい結果も出せなかったと思います。本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

小川 和幸(新座支部)
 7月に結成された「チーム埼玉県」は五十嵐監督のもと、それぞれの選手が悩みや問題を抱えた中、強化練習を重ね、「チーム埼玉県」として団結力は強固なものと成り、勝ち取った団体戦優勝\(^_^)/
これも五十嵐監督のご指導と、支えて下さった千葉さん、喜多さん、横田さん、吉野さん、そして応援して下さった皆さんのおかげです。
ありがとうございますm(__)m
 私個人としてはまだまだ未熟ですが、これからの伸びしろが有ると思い、練習に励みたいと思いますp(^-^)q 皆さん、これからも応援よろしくお願いしますm(__)m

丸山 恵美子(戸田支部)
 バンザーイ!
私と渡部さんが出られない団体戦で、小川さん、富永さん、本間さんの3人で優勝を勝ち取ってくれました。5人全員が入賞、予選会以降重ねてきた練習の成果だと思います。
充実した二日間、ありがとうございました。皆さん、また来年のさいたま市大会を目指してがんばりましょう。
 監督の五十嵐さん、的確な助言と私のガイドまで、ありがとうございました。
そして千葉さん、喜多さん、横田さん、吉野さん、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

富永 孝子(新座支部)
 去る11月16日、17日の二日間、横浜でSTTの関東ブロック大会が行われ私も埼玉県代表選手の一人として参加して参りました。
 卓球を競技として真剣にやり始めて4年。この大会に出場できたことを大変嬉しく思っています。初出場は私一人という中で皆さんにご迷惑をかけては申し訳ないと思う気持ちと裏腹に、プライベートでは8月に突然盲導犬が病気になって10月に引退させるまでメンタルはかなり厳しく、その上、来年から新たに取り組む仕事への準備とプレッシャーでコンディションが不完全なままの大会への挑戦。正直自信などかけらもない中の出発でしたが、結果、団体戦で優勝という信じられない感動を掴み取ることができ、サポートして下さった監督さん、ガイドの皆さん、そして勿論、一緒に戦って下さったお仲間の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。
 たった3人で13団体のトップに上り詰めるまでの経緯は、あまりに必死だったためうっすらとしか覚えていません。ですが、この大会を通して私の卓球への憧れは益々膨らみ、卓球という一つのスポーツが自分を心身ともに成長させてくれているなぁと思います。
これを励みにまだまだ上を目指してチャレンジしていきたいと思います。
最後になりましたが、大会運営に当たりご尽力下さった方々に心からお礼申し上げます。

本間 孝子(川口支部)
チーム一丸となり戦った関東大会。楽しい思い出になりました。チームの皆さんありがとうございました。
そして、監督の五十嵐さん、サポーターの皆さん、いろいろとお世話になりました。
五十嵐 ひろみ 監督
 2019年関東ブロック大会は、ひときわ思い出に残る大会になりました。
個人戦・団体戦と結果を残すことができ、選手・サポートしてくださった方々、みんなが手にした喜びでもありました。
7月の予選会から始まり大会まで、練習に励み、埼玉代表としての自覚を持ち、チームとして「勝つ」と言う言葉を目標に頑張ってきました。
試合は、自分との戦い、周りからのプレッシャーもあり、気持ちをコントロールするのは容易ではありません。
その中で一人一人、自分の力を出し切り頑張りました。「良く頑張ったと自分を誉めてほしい」と伝えました。
渡部さん、小川さん、丸山さん、富永さん、本間さん、一緒に戦えたこと心から感謝しています。
そして、サポートしてくださった方々にはお礼しきれない気持ちで一杯です。
皆さん、本当にありがとうございました。

■フラワーアレンジメントに参加して  権田 英美

 12月19日に熊谷市障害者福祉会館において、お正月向けのフラワーアレンジメント講習会が行われました。これは障害者相談支援センターの委託で熊視協が実施したものです。
 私は昨年も参加させていただき、今回で3回目です。講師は昨年と同じ家泉順子先生です。
 市議会議員の林さちこ先生も参加され、熊視協の熊谷会長の挨拶のあと早速、家泉先生の指導のもと各々アレンジメントにとりかかりました。
 各自の机の前にはお正月にふさわしい松や千両、シンビジウム、ポンポン菊などの草花と、それらを生ける10センチ四方の籠が用意されています。カゴのなかには、オアシスというスポンジのようなものが水を含ませて入れてあり、まずはオアシスのほぼ真ん中に松を差しました。田口さんは地元の風習で松が使えないとのことでゴットという葉を代用していました。なんでも神社同士がけんかして負けたそうです。そのようなことで松が使えない話を初めて知りました。
松の前にピンクのシンビジウムを差し左右には白いポンポン菊を差し、緑の葉に赤い実つけた千両をバランスよく差しました。
ほかに銀色にぬられた柳の枝のようなものや稲穂を生けやっこさんの飾りを刺したことで更にお正月ムードなアレンジになりました。
 家泉先生に手直しをしていただき自分のアレンジ作品を手に一人ひとり記念写真を撮りました。
  参加者の感想では「これで良い正月が迎えられる」「来年も開いてもらいたい」と言う人が多い中、田口さんは「花より団子・・・」などと言ってました。
 私は終了後、職場に持って行き受付に飾らせてもらっています。
 色々な人に見てもらい花も喜んでいるような気がします。
 参加できて、とても楽しかったです。

■ふるさとに人ありき  深谷支部 黒木 義雄

五年ぶりに帰郷した
今回の帰郷では
二十年以上会っていない人
七人と再会することができた
この七人の中で
お互いに最も再会を喜びあったのは
四十年ぶりに会ったNさんだった
Nさんとの会話は
四十年のブランクを全く感じず
お互い宮崎弁で盛り上がった
昔の話ばかりでなく
本音で話せる人が
ふるさとにはたくさんいる
なつかしい出逢い
新しい出逢い
ふるさとに人ありきと
感じさせる帰郷は
今までになかった
年令を重ねたせいだろうか
五年も待っていられない
今年も帰ろう

■短歌を7種  熊谷 昭夫

・昔から大晦日には除夜の鐘今や昼鳴る除日の鐘か
・機微薄い周りの民の声を聴き地球規模かよ他の国々も
・暮れなずむ師走の街に修行僧南無と唱えて列となし行く
・銀杏の実を拾いたる幼女(おさなご)は誰に聴きしか母の身案ず
・曇天の師走の町に焼き芋屋車を追うも子供は買えず
・支部による師走の行事楽しみに花のデザイン心で創る
・花鋏小気味にならし我の手で正月の花心で生ける

■日視連 女性部  内藤 夏子

 全国盲女性「あかね」のCDをお聞きになられたい方は事務所へ頼んでください。
日視連女性部の活動にご理解ご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。

■「でるでるくらぶ」ジョギングウォーキング  熊谷 昭夫

 このクラブは家から出て外の空気を感じながら、ウォーキングをすることが、目的です。第3日曜日に行ってます。場所は、その都度変わります。前の月に目的地をきめさせていただきMLへお知らせさせていただきますが、ML会員以外の埼視協会員様へお伝えいただけますようお願いします。
 また、埼視協会員以外の方もお誘いいただき参加お願いいたします
 お問い合わせは熊谷昭夫まで
携帯電話 090-4820-2754

■日常生活用具勉強会  石川 晶夫

毎月第3火曜日の10時~15時まで会員様と県内在住の視覚障害者の皆様と交流が持てる場として開催している事業です。
会員様、もちろん会員以外の皆様も10時~15時までの間に埼視協事務所2階会議室へ、ご自由に訪ねてみてください。
ご意見や、ご要望がありましたら是非お聞かせください。
 本事業は通年の継続事業ですので第3火曜日に事務所へご訪問ください。
変更等ありましたらMLや埼視協通信でお知らせさせていただきます。
 連絡先電話:090-3090-5181
 メールアドレス:akio-c@agate.plala.or.jp

■メーリングリストをご活用ください  石川 晶夫

ML・埼視協通信は会員様だけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報を投稿して頂ければと 考えております。積極的に投稿をお願いいたします。
メーリングリスト参加希望の方は、akio-c@agate.plala.or.jp
まで、アドレスをお知らせ下さい。
☆ML会員様へメールが届いてない方が居られると思われます。
お気づきの方は石川までご連絡ください。
 また、ML会員様以外の方にも配信内容をお伝えいただけましたら幸いです。
ML投稿アドレスはsaishikyo-ml@saishikyo.comです。

■お願い

1.埼視協通信を墨字・メール・デイジー等に変更される方は、埼視協事務所までご連絡ください。
またメールをご希望の方は、メールアドレスをご連絡ください。
お名前やご住所などに変更がありましたら、埼視協事務所までご連絡ください。

2.埼視協通信の原稿募集をしております
埼視協通信に記事掲載の要望等がございましたら、偶数月の末日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは 電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

3.表彰について
今年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で、本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、埼視協事務所までご連絡ください。