埼視協通信 No.28(2017年1月発行)

2017年1月8日 埼視協会報

■年始の挨拶

あけましておめでとうございます。
慎んで新年のお慶びを申し上げます。
難問を抱えながらも目前に迫った関東ブロック埼玉県大会に向かって理事、事務職員一同頑張っています。
皆さまの健康と穏やかな酉年でありますことをご祈念申し上げますとともに会の活動に、より一層のご協力をお願いいたします。

平成29年1月
会長 岡村淳子
副会長 田口 茂
副会長 宮城寛二
理事 石川晶夫
理事 大井田弘子
理事 柿沢昌江
理事 内藤夏子
理事 渡辺 清
監事 渡辺照夫
職員 小林子瑞
職員 川島順子
職員 宮崎すみ枝

■会長の想い  岡村 淳子

迎春
1年の計は元旦にあり
会員の皆様、あけましておめでとうございます。
穏やかな元日、どんな新年をお過ごしでしょうか。
微力ではありますが会長に就任したばかりですが、こんなことを考えてみました。
この埼視協を立ち上げた先人たちの、発足当時のことを思い起こし、この会を守らなければならない。
また会員あってこその埼視協でありたい。とそんなことを思う新年です。
県からの補助金も減額される中、埼視協の事業内容も精選する時期にきているように思います。
会員の皆様のご意見を十分に聞きながら運営していくつもりでいます。
皆様方のご協力ご理解、また温かいご支援をお願い致します。
さて、今年最大のイベントである「第51回日本盲人会連合関東ブロック協議会埼玉県大会」を埼玉県主催で実施します。
ぜひ沢山の会員の方の参加をいただきますようお願い致します。
下記に日程をご案内いたします。

1.日時:平成29年2月26・27日(日・月)
2.受付:11時開始
3.会場:大宮ソニックシティ小ホール

26日の内容
・式典
・記念講演
尾上浩二氏による「障害者差別解消法について」
・分科会
・懇親会
会場:大宮パレスホテル
全盲のシンガーソングライターの木下航志氏によるピアノ演奏と歌で歓迎

27日の内容
受付9時開始
・全体会
となっています。
理事一同、一丸となって準備をすすめています。当日はボランティアさんの応援をいただきながら大会の成功に向けて頑張ります。
会員の皆様方のご参加を心よりお待ちしています。

■視覚障害者のためのあはき経営セミナーのご案内

職業対策委員会
委員長   熊谷昭夫
担当理事  宮城寛二

表題の件につきまして 下記要綱にて開催しますので多数のご参加をお願いいたします。


日時:平成29年3月9日(木)13:00から
会場:埼玉県障害者交流センター研修室 第1第2 
電話:048-834-2222
12:00から受付
予定:13時から斎藤誠寿(さいとうよしじ)氏の講演
演題:あはき業で成功するには何が必要か
講師紹介:斎藤誠寿、 昭和14年生まれの77歳  盲学校卒業 鍼灸マッサージ師免許取得 病院に長らく勤務 主にリハビリ関係に従事 病院退職後 義肢 装具 福祉機器 介護用品などを手掛ける会社を設立 経営に携わる。現在取締役会長。理学療法士
15時00分から16:15までパネルディスカッション
パネラー:星野医療器の葛西氏 埼鍼師会の岡内藤雄氏 本会の田口茂氏
アクセス:JRさいたま新都心駅 東口1階より無料送迎バスあり 新都心発 11;30 11:45 12:00 12:15 12:30
申し込み   準備の都合上 参加希望者は3月3日までに本会事務所までお願いいたします。

■第5回福祉大会を終えて 実行委員長  岡村 淳子

去る10月23日(日)に埼玉県障害者交流センターにおいて第5回福祉大会を開催しました。
会員、関係者含め60人ほどの参加でした。
・許さない!横行する無資格業者
・学ぼう!移動支援と同行援護
・築こう!安心で安全な社会
・聞こう!次世代を担う青年の声
この4つのスローガンを掲げて、10時より開会式が始まり、沢山の来賓の方々より心ある温かいご挨拶をいただくことができました。
今回の福祉大会は講演会を中心とした企画としました。
午前中は「次世代を担う人たちの未来は、何をしたら変えられるのか」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。3人のパネラーにそれぞれ今までの経験や困ったことなどのお話をしていただきました。3人のお話の中で共通点としてこれからの次世代を担う人たちに求めることをまとめました。「そこそこの歩行能力」、「そこそこのパソコン能力」「そこそこのコミュニケーション能力」です。
これら完璧にできていなくてもよく、そこそこにできていれば大丈夫だということです。
昼食休憩時には恒例となりました視覚障害者にとって必要な日常生活用具の福祉機器展示を行い、仕様などの説明を受けながら、どのブースも多くの人で賑わっていました。
またすぐに購入した人もいたようです。
午後の記念講演として「同行援護と移動支援及び意思疎通支援を理解し、充実した毎日を過ごそう」をテーマに、日盲連の竹下義樹(たけしたよしき)会長に講演をしていただきました。
難しい制度の使い分けなど、分かりやすく丁寧に説明していただくことができました。
私たち視覚障害者にとって今後充実させていかなければならない制度だけに、参加者の方々も真剣に聞いていました。また参加者からは「複雑な制度の仕組みについて大変明解にお話をしてくださり、今ある制度を賢く使いこなすための知識や知恵を身につけられ有意義な経験でした。
今後の制度利用時に活かしたい内容に満ちていました。」と感想をいただいています。
そして閉会式には現状を訴えた宣言文、今後の活動の基礎となる決議文が披露され、それぞれ拍手のもと採択されました。
最後になりますが障害者差別解消法が施行されたとはいえ、まだまだ障害者には障壁が沢山あり、問題も山積みです。
ひとりでは解決できない問題もみんなで力を合わせていけば、大きな力となり解決の糸口になることでしょう。
生きがいの持てる生活、安心して暮らせる社会にするために頑張っていきたいとおもいます。
これからも今まで以上の、皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
またこの大会の録音したCDをご希望の方は事務所までご連絡ください。

■ブレイルメモ点字講習会(熊谷会場)開催報告  石川 晶夫

昨年10月の川口会場に続き、11月9・16日(水)の二日間にわたり、熊谷市男女参画推進センター(ティアラ4階)でブレイルメモ点字講習会第2弾を開催いたしました。
パソコン教室スラッシュの丸山みちこ先生を講師に迎え、延べ15名の会員の皆さまにご参加いただきました。講習会では、実際にブレイルメモスマートに触れ、操作方法を教えていただきながら、点字の読み書きに挑戦しました。ご自身も全盲の丸山先生のご指導は、大変分かりやすく、とても和やかな雰囲気の中、あっという間に予定の2時間が過ぎました。
まだまだ市町村によっては、日常生活用具給付品に認定されておりません。
点字に慣れ、使いこなすと音声も出て視覚障害者にとって便利なツールだと思います。
行田市は今年度より、日常生活用具として認めていただけました。

■第2回お見合いの集い報告  宮城 寛二

昨年、11月23日に第2回お見合いの集いを 熊谷市男女共同参画事業推進センターで行いました。参加者は4名(当日数名のキャンセルあり)。
参加人数が少なくなったので 対面方式を取らず 参加者の了解を得て 一つのテーブルを囲んでの懇談方式で行いました。
皆さん 気楽にお互いに心を開き語り合い 楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
来年は もっと沢山の人に参加していただけるよう リラックスした雰囲気での企画にして行いたいと思っていますので宜しくお願いいたします。

■メーリングリストをご活用ください  石川 晶夫

埼視協通信でも情報など、お知らせさせていただきますが、奇数月の発行なので情報が遅れることもままあります。
ML・埼視協通信は会員さんだけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報も投稿いただけましたらと考えておりますので、積極的に投稿お願いいたします。
会員の皆様の中にメーリングリストに参加希望の方がおりましたら是非、石川までご連絡ください。
MLアドレス:saishikyo-ml@saishikyo.com
上記のアドレスへの投稿はMLリストに参加者会員様の登録が済んでからの投稿アドレスなので、参加希望の方は「ishikawa@saishikyo.com」まで参加アドレスをお知らせくださいませ。
連絡いただけましたら速やかに登録させていただきますので宜しくお願い致します。
PS すでにML会員として携帯アドレスを登録しておられる方にお願いがございます。
もしメールが届いておられない方は、お手数ですが契約会社に行かれた時にドメイン「@saishikyo.com」からの受信が出来るように設定していただけますよう宜しくお願い致します。

■お知らせ

(詳しくは、埼視協事務所、又は支部長さんまでお問い合わせください)

1.会報やご住所の変更についてのお願い

埼視協事務局では会員の皆様へのご連絡方法の整備を行っています。
埼視協通信を、点字・墨字・メール・デイジー等に変更をご希望の方は、協会事務所か各支部の支部長さんまで連絡ください。
メールをご希望の方は、メールアドレスも同時に連絡ください。
また、ご連絡先のお名前やご住所などに変更がありましたら、同様に協会事務所か支部長さんまでご連絡をお願い致します。

2.埼視協通信原稿募集しております

URL: http://saishikyo.com/
埼視協通信に記事掲載の要望等がございましたら、偶数月の末日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは電話で連絡いただけますようお願い申し上げます。
「発行は奇数月です」
埼視協通信とは別にHPへ載せたい写真や記事がありましたら連絡ください。
音声ユーザー、弱視の方に解りやすいようシンプルなHPではありますが、写真などはクリックしていただけますと拡大するような細工もしてあります。
連絡先: e-mail:akio-c@agate.plala.or.jp
携帯電話:090-3090-5181

3.表彰に関するお知らせ

平成26年12月17日(水)に開催された理事会において平成27年度より会長賞・功労賞(仮称)等の選考委員を本部役員が兼務することとなりました。
平成28年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、所属支部長さんを通して事務所までご連絡ください。
支部長さんには、ご多忙のところ大変申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて指導します。
「こちらも会員・非会員にかかわらず、お問い合わせください」