埼視協通信 No.2(2012年7月発行)

2012年7月10日 埼視協会報

会長挨拶   岡田 ひろみ

うっとうしい梅雨も視点を変えれば植物が喜び、瑞々しい果実や野菜の育みを促す大 切な時期でもありますね。ゲリラ豪雨ではそうも言っていられませんが。
この梅雨が終われば暑い暑い夏ですね。旅行の予定はありますか?無いという方は9月23日・24日の越後湯沢への研修旅行に参加して、出会いと想い出をあなたの心のア ルバムに追加してみませんか?

副会長挨拶   岸 邦久

会員の皆さん、こんにちは。元気にお過ごしのことと思います。もう7月です。
総会を初めいくつかの事業が皆さんのおかげで無事に終了しました。これからの予定しています事業 県交渉 や12月の福祉大会などにも1人でも多くのご参加をお願いいたします。参加された方やむをえず参加されなかった会員の方のご支援ありがとうござい
ます。これからの事業にも今まで以上のご協力をお願いし、またこの会報をとおして
情報交換や仲間づくりなどに役立てればと思います。会員の皆さんに感謝とこれからの
支援ご協力を改めてお願いをいたします。副会長の岸でした。

支部紹介   桶川支部 平野拓夫

桶川の紅花の会の会員有志は春まだ浅いお彼岸のころに集まって粘土をこねて縄文式土器を作り始めます。できあがった土器は五月の終わり頃に付添いグループの人達と合同で行われるバーベキュー会場に持って行って飲食用に使用するのです。お彼岸のころはまだ寒い日があり、この土器作りはろくろを使用しないですべて手作業でやることにしているので粘土作業は手が冷たくてつらいのですが指導者も来てくれて手伝ってくれたり、作り方の分からないところは教えてくれるので創作の楽しみもあり、みんな一生懸命に粘土をこね、伸ばして形を作って行くのです。縄文式土器というのは縄目を模様にしたもので縄文時代は稲で作った縄を土器の表面に押しつけて模様を付けたのですがここでは縄目の模様のつく道具を使って付けます。できあがった土器はみんなで触り合って形を確かめますが、目の悪い人ばかりですから最後に目の見える人が形を整えてくれます。また誰が作ったか後でも分かるように作った人の名前を土器の底に付けます。この土器は一カ月以上自然乾燥して後で火に入れて焼き上げるのです。十分に乾燥してから火入れをするのは、この乾燥時間が短いと火入れしたときに土器の中の水分が一度に出てきて土器が割れてしまうからです。五月の連休の後ぐらいのお天気の良い日を選んで桶川の雑木林に出かけていきます。土器の火入れの日が来たのです。火入れは雑木林の枯れ木を集めることから始めます。まず集めた雑木や薪を円形に積み上げて火を付け、火力が安定してきたら薪が燃えている周囲に自然乾燥しておいた土器を並べて行きます。この仕事は熟練した人が行います。いきなり熱い状態にはしないように気を付けて少しずつ火に近づけて暖めて行きます。二時間くらいしたら一旦火を消して土器を中央に集めてその上にさらに薪を積んでまた火を付けて一時間ほど燃焼させます。焼きあがった土器は冷えた後で表面を磨いてできあがります。五月の終わりの待ちに待ったバーベキューの日が来ると友の会の会員は北本のキャンプ場にみんなで行きます。ここに焼きあがった土器が持ち込まれるのでそれを皆で触り合って形を確かめます。昨年はコップでしたが今年はお皿でした。お皿は全くの平らなもの、縁が山のように盛り上がっているもの、円形のもの、くびれているもの様々で会員の交流の楽しいひとときです。土器の形を確認している間に付添いグループの人達がバーベキューに準備をしてくれています。キャンプ場の適当な場所にテーブルと椅子を持ってきてテーブルの上に土器などを並べて調理した御馳走を分けて行きます。いよいよバーベキュー会の始まりです。自己紹介の後、乾杯をして、飲むほどに酔うほどに会員の余興が飛び出してきます。歌を歌う人、オカリナを吹く人、付き添いの人と踊りをする人、今年は軍隊ラッパとホラ貝を持ってきた人もいました。お彼岸のころに土器作りから始まった桶川紅花友の会の春の行事はここで終わりとなりました。

農業体験 ジャガイモ植えに参加して   鴻巣支部 野田孝子

先日春に植えたじゃがいもが実り、収穫してきました。天気にも恵まれ楽しいじゃがいも堀りとなりました。ふぞろいではありましたが、なかなか沢山の量がとれて私も頂き、家に帰ってきて色々な食べ方をしましたがおいしく頂きました。来年も出来ればいいですね。

社会参加事業 所沢市の国立障害者リハビリテーション見学に参加して

〈熊谷支部 島田公子〉
心配した台風も日本列島をかけぬけさわやかな朝を迎えることができました。2時間半で目的のリハビリセンターに着きました。
大きなエレベーター、広い廊下に手すり、沢山並んだパソコン、退所後の職業訓練室。
設備のよさに感心しました。
欲を言えば、180人もいるという入所者の授業風景が見れたらよかったと思いました。
午後の航空公園、広々としておいしい空気を沢山吸いました。ドームの中では、ガイドがほしかったです。
変化のない日々を送っている私にとって有意義で楽しい1日でした。
会長さんをはじめ、役員の方のお骨折りに感謝します。ありがとうございました。

〈熊谷支部 引間都晃〉
国リハは規模の大きさや設備の充実に驚いた。案内の人の説明が解り易かった。
さすがに国立だと思った。とにかく広さに驚いた。
航空公園では操縦を体験できたことがよかった。

あのような見学会があればまた行きたいです。

〈桶川支部 柴田正男〉
6月20日(水)熊谷を出発、桶川で待つ会員を乗せたバスが国立所沢リハビリセンターに到着。二つのグループに分かれ、クリーニング工程などの説明を受けました。静けさの中にも緊張した空気。自立をめざす方々の真剣さを感じました。「こんにちは」の挨拶にも相手とぶつからないように声をかけあうのだと教わりました。航空公園では、大空飛行感覚を体験、所沢、新都心、桶川の上空を楽しみました。実行委員の方にお礼申し上げます。

〈桶川支部 橋本尚文〉
「国立障害者リハビリテーションセンター見学会」に参加して。
6月20日は台風一過で涼しい風が吹いていました。11時過ぎに第一の目的見学会場「国立障害者リハビリテーションセンター」に到着しました。センターは障害者の職業訓練(パソコン教室・クリーニング教室)などがあり、訓練生や三療の資格を取得するために勉強をしている学生のための寮や食堂・浴室の設備の整った巨大な建築物です。もう何年前になるだろうか、私が三療の国家試験に挑戦した懐かしいセンターです。第二の見学会場は「所沢航空公園」でした。ここでは、セスナ機の操縦席に座って大宮の上空から桶川の飛行場まで、まるで大空を飛んでいるかのような感じを味わえました。この見学会の昼食時に、熊谷支部の・柿沢昌江さんとお友達になりました。今はメール交換でお互いに情報の交換をおこなっています。

〈1聴衆者〉
研修会を終えて
7月4日(日)川越の総合福祉センター(オアシス)で「薬の飲み方」について講演をお聴きしあれこれ質問をさせていただきました。普段おぼろげだった薬について理解を深めることができました。例えば薬はコップ1杯ぐらいの水かぬるま湯で飲む、あまり少ないと薬が食堂壁等に貼り付いて溶けない場合があるとか。ふくようしたらすぐ横にならないとかその他薬の副作用とかいろいろ参考になりました。

職員紹介

〈小野寺真知子〉
皆さんこんにちは。小野寺真知子と申します。何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、少しでも皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思います。どうかご指導の程よろしくおねがいします。

〈島田み和〉
こんにちは。いつもお世話になります。今年の3月に入社し、早いもので4カ月が過ぎました。わからないことばかりで戸惑う事も多く、会員の皆様にきちんとした対応がとれておらず、申し訳ありません。色々と教えて頂きながらこれからも頑張っていきたいと思いますので、ご指導よろしくお願いいたします。

お知らせ

※詳しくは各支部長さんへお問い合わせください(にこり)
?食生活講座
日 時  平成24年 8月10日(金)
会 場  越谷市中央市民公民館 社会適応訓練室 1F こばと館
?対県交渉
日時  平成24年8月20日(月) 13:30~15:30
?埼視協研修旅行
日時  9月23日(日) 24日(月)
行先 越後湯沢方面  宿泊 湯沢ニューオータニホテ
?第一回埼玉県視覚障害者福祉大会
日 時  12月5日(水)  場 所  埼玉県障害者交流センター

☆ 随時受け付けておりま~す! ☆
●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて指導します。詳しくは事務所へ

●相 談
秘密は厳守します。ご本人が道を見出せるようお手伝いをします。選ぶのはご本人。
選択肢の1つとして活用してください。

●講師派遣
視覚障害者に関心があり、学びたいという団体へ視覚障害者や点訳者・ガイドボラン

ティアなどを派遣します。詳しくは事務所へ。

H24.6.24 薬の正しい使い方講座の風景

講座の写真