埼視協通信 No.57(2021年11月発行)

2021年11月10日 埼視協会報

■会長の想い  田口 茂

 中学、高校の頃、成績はどうであれ試験が終わってホッとし羽を伸ばしたものです。
伸ばし続けて、あっという間に次の試験。
アタフタと一夜漬けとなっていました。このコーナーがそうです。
原稿を提出してホッとしているともう次の提出期限です。
担当の石川副会長からは「原稿お願いします」とプレッシャー。
埼視協MLに原稿募集のメールが入りますが私への圧力が多分に含まれています。(笑)
 そんなこんなで11月です。朝晩は冷えますが日中は爽やかな秋空で少し動くと汗ばむような日もあります。
コロナ感染者数が激減し人流といわれる人の流れも活発になったように感じる昨今ですが皆さまはいかがお過ごしですか。
 10月1日より「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されました。
この条例では、罰則はありませんが「利用者は立ち止まって利用しなければならない」とされています。
 歩きスマホについても迷惑行為であり、当会も「歩きスマホの禁止条例」の制定を要望しています。
すでに「歩きスマホ禁止条例」が施行されている自治体がありますので参考にしてもらいたいものです。
 条令が施行されることは良いのですが、一方でルールではなくマナーで解決できる環境であったらなぁとの思いもあります。
ルール!ルール!ではギスギスした社会になってしまいますからねぇ。
 今年度の事業も大詰めとなってきました。コロナ感染の影響で中止となった事業も多くありますが、毎月の「あいナビ談話室」「でるでるクラブ」にご参加いただきありがとうございます。
 この号に案内を掲載しましたが1月は日常生活用具展、2月は第10回福祉大会を開催予定です。
今まで通りマスク着用、手指の消毒など感染防止に留意しつつご参加いただきたいと願っています。
 これから年末にかけクリスマス、大掃除、年賀状書きなど何かとせわしくなるでしょう。
時期はまだ早いのですがこの号が今年最後になりますので「皆さま良いお年をお迎えください」(来年の干支はなんだっけ? えーと! なんちゃってー)

■第10回福祉大会

 昨年度の第9回福祉大会はコロナウイルス感染拡大のため止むを得ず中止としました。
今年度の第10回大会は感染防止に留意しつつ下記のとおり開催することといたしました。
 まだまだ油断はできない状況ではありますが2年ぶりの開催であり多くの皆さまの参加をおまちしております。
 なお、コロナウイルスの感染状況が見通せないためご来賓をお迎えしての開会式典は行わないこととしました。
 また、人数把握のため参加を希望される方はお手数ですが事務所へ付添いの有無を含め連絡をお願いいたします。
 申込締め切り 令和4年1月31日
 申込先 事務所 048ー522ー2222 
      または メール contact@saishikyo.com


  第10回福祉大会
  期日 令和4年2月9日(水)
  会場 埼玉県障害者交流センター ホール
       さいたま市浦和区大原3-10-1
  スケジュール
   10:00 受付
   10:30 開会式
   10:45 研修会
      家庭の防犯 ~あなたも狙われている!~
     アドバイザー 埼玉県警察本部防犯指導班「ひまわり」
   12:30 昼食休憩(昼食は各自ご用意ください)
   13:30 講演会 
         生きているって素晴らしい ~塙保己一の青春~
          講師 堺 正一 氏 
   15:00 宣言(案)、決議(案)採択
   15:30 閉会(予定)
 実行委員 田口 茂、岡田 清、佐藤静子、田島あづさ、
        内藤夏子、渡辺 清

■川越支部活動  酒井 博

 さる10月2日、川越ミステリ-散策のお手伝いをさせていただきましたが好天気にめぐまれ多数の方に盛況にご参加いただき有難うございました。
 毎月このような行事を開催するのは役員様ご苦労様です。
シルバ-ガイドさんによると他にもコ-スがあるそうなので、その時はまたご参加ください。参加の方々ありかとうございました。

■日常生活用具展からのお知らせ

 日常生活用具展開催ご案内   実行委員長:小林 孫一

 埼視協通信をご覧の皆様、令和4年1月19日水曜日JR桶川駅西口(徒歩5分)の桶川市民ホール内にて開催を予定している「日常生活用具展」まで2カ月弱となりました。
 前回の9月号埼視協通信では、展示品の紹介にとどめてきましたが、この程正式に出展各社及び各団体より承諾の確認が得られましたので紹介をいたします。
 皆様にはこれまで、多くの方々に開催のご紹介をいただいたことと感謝申し上げますと供に、引き続きのご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
 実行委員会では各市町村と各団体・埼視協会員・同行利用者向けにチラシを作成し、この程各市町村各団体への配布を終えたところです。会員の皆様へは11月号埼視協通信の発送に合わせて、ご希望の媒体(デイジー・点字・墨字・メール)でお届けいたしますのでお待ち願います。
また、同行のみの利用者の方々には墨字と点字でのご案内となりますこと、お許しを願います。
※ 紹介は順不同です!
・株式会社アメディア
 スキャナーで画像を取り込み音声で読み上げる「よむべえスマイル」と、カメラで画像を取り込み音声で読み上げる「快速よむべえ」のほか血圧測定器・体重測定器・腕時計の展示となります。
・株式会社ラビット
 視覚障害者向け支援機器、プレクストーク(録音図書を聴くための据置型と携帯型のプレイヤー)、ノートパソコンと音声ソフト、iPhoneとBluetoothテンキーボード「Rivo2」の展示となります。
・ケージーエス株式会社
 人々のQuality of Life(生活の質)の向上を目指して、「安全」と「快適さ」を追求した点字ディスプレイ、OrCam,、点字ラベラーの展示となります。
・株式会社KOSUGE
 アラミド繊維補強樹脂製パイプを使用した、軽量で衝撃に強い白杖と、携帯用では長期間使用により発生するガタつきを抑制する(新規キャップ付き)MyCaneRⅡの視覚障害者安全つえと、インターネットの接続が不要な、眼鏡に取り付ける文書読み上げ機器、エンジェルアイスマートリーダーの展示となります。
・株式会社エクシオテック
 障害者自立支援法の自立生活支援用具給付対象品のシグナルエイド「歩行時間延長信号機用小型送信機」の展示と、今回の会場内トイレなど必要カ所への音声誘導システムの提供となります。
・株式会社Ashirase
 GPSを活用しルート案内をする歩行支援デバイスです。
歩行時にパットを靴の中に入れ、足の甲が左右・直進それぞれ振動して進む方向を教えてくれる仕組みになっており、ルートから外れた場合は、全体的に振動が早くなる体験コーナーの展示となります。
・コネクシオ株式会社
 携帯電話の卸売・販売及び携帯電話を利用したソリューションサービスの提供をしており、ドコモショップ桶川店からスマートフォンの出展展示となります。
・公益財団法人 アイメイト協会
 育成訓練、視覚障害者の歩行・日常生活指導、歩行指導員の養成、盲導犬に関する社会啓発を行っており、当事者は元より、付き添いの健常者の皆様にも盲導犬の体験コーナーを通じて理解を深めていただく展示となります。
・アイメイト後援会
 (公財)アイメイト協会ならびに、アイメイト協会同窓会(アイメイト使用者の会)の活動を支援するアイメイト協会公認のボランティアグループです。設立は1973年に遡り、現在は会員数が約
250人にまで達しました。
 用具展ではグッズの展示販売と募金協力をお願いします。

・日本視覚障害者団体連合 用具購買所
 わが国の視覚障害者を主体とする団体により構成され、視覚障害者福祉の向上を目指し組織的な活動を展開している社会福祉法人です。用具購買所より、日常で必要な小物アイテムの展示となります。
・手芸品
当事者から寄せられた自信作の展示となります。

■文芸コーナー

深谷支部   黒木 義雄
「努力」しません
好きなことを  楽しく  面白く  続けてきた  それだけです
「努力」なんか  していません
いけませんか?
これから先も  「努力」するつもりは  ありません

川口支部   大井田 弘子
・白杖を 折られし友の 悲しみを そっと見ていた 点字ブロック
・木枯らしに 舞い散る枯れ葉 踏みしめて 温もり求め 家路を急ぐ

熊谷支部   熊谷 昭夫
・どうしたの 街に出てくる 動物は 嘲(あざけ)りみえる 猿や熊
・この気候 変化の予兆 見え隠れ 桜咲いてる 暑さ上昇
・道行けば マスクは無しの 若者は 互いに笑い 抱擁までも
・テレビみりゃ 奥山からは 紅葉(こうよう)の 画面鮮やか やはり晩秋
・海の幸 サンマや蟹の 値は上がり 舌づつみなど 何処吹く風か

上尾支部   岡田 清
・限界で つかんだ知恵が 生きてくる   
・指切りが 孫に甘さを 見せている   
・あれあれで 話が弾む 仲の良さ   
・保護色で まとった服は もういらぬ   
・むくもり(無曇)が 心の底を 温める

■「でるでるくらぶ」ジョギングウオーキング事業

 日頃より「でるでるくらぶ」へのご理解とご参加をいただき誠にありがとうございます。
 ワクチン接種の効果もあり、緊急事態宣言は解除され国内での新型コロナウイルスの感染者は減少傾向が続いております。
 皆様におかれましては今まで同様に、マスクの着用や手洗いの励行等継続しながらも徐々にではありますが、日常生活を取り戻しつつある日々をお過ごしのこととお察しいたします。
 さて、でるでるくらぶの事業は視覚に障害を抱える仲間が家に引きこもることなく、健康促進を兼ねて外にでるでる・参加者との情報交換や交流を深め、元気とやる気がでるでることを目的に第1火曜日と第3日曜日の月2回開催しております。
 皆さんも健康促進の一環として、はじめの一歩を踏み出してみませんか!
参加者 大募集中です!
 開催日時や行先など詳しい内容についてはその都度、会員向けメーリングリスト(ML)にて随時お知らせし、参加者を募って行きたいと考えております。
 つきましては、お友達などへお声がけをいただき、沢山の方々に参加していただきますようよろしくお願いいたします。
 参加申し込みとお問い合わせ、連絡先はこちらまで!
 第1火曜日担当:中谷美智明
 ・携帯電話番号:090-2919-4347
 ・メールアドレス:78oyazi@gmail.com
 第3日曜日担当:熊谷 昭夫
 ・携帯電話番号:090-4820-2754
 ・メールアドレス:shk.kuma-45akio_926@docomo.ne.jp

■「あいナビ談話室」視覚障害者ナビゲート事業  石川 晶夫

 ☆☆☆
 来月12月は川口に出張して「あいナビ談話室」を行います。
事務所は当日は閉鎖させていただきますので、ご注意ください。
日時:12月21日(火曜日) 13時から15時
場所:中央ふれあい館 講座室1号
住所:川口市本町4-5-26
    川口駅東口より徒歩7分
電話:048-222-2798
※参加希望の方は必ず石川までお申し込みください。
出張談話室はKGS株式会社のブレイルメモ「点字ディスプレイ」の入門編としてKGSの坂本先生を迎え、点字に触れてもらい点字に興味と必要性を考えていただきたいと思います。

 第3火曜日に事務所2階で実施している事業です。
緊急事態宣言も何度も発動され、延期が繰り返されておりますが、当事業は感染予防に務め実施しております。また、事務所では入所の際は、検温、手指消毒、簡単な健康チェックシートにご記入いただき入所していただいております。
 来所の際は、マスクの着用をお願いします。非接触体温計、手指消毒液は準備してあります。来所いただける皆さんと予防に努め「あいナビ談話室」で交流が深まることを希望します。
 内容は従来のようにパソコン、ぶれいるメモ、スマホなどの使い方相談や、情報交換の場としての活動を継続していきます。
 そして、今後は日常生活の困りごとや中途失明者の悩み、不安を皆さんの体験と情報をもとに解決へと案内していければと思っております。皆さんの体験や情報が原動力となります。
 ぜひ、担当石川まで電話連絡お願い申し上げます。
 携帯電話 : 090-3039-5181

■メーリングリストをご活用ください  石川 晶夫

MLは会員様だけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報を投稿して頂ければと 考えております。積極的に投稿をお願いいたします。
メーリングリスト参加希望の方は、akio-c@agate.plala.or.jpまで、アドレスをお知らせ下さい。
☆ML会員様へメールが届いてない方が居られると思われます。
お気づきの方は石川までご連絡ください。
 また、ML会員様以外の方にも配信内容をお伝えいただけましたら幸いです。
ML投稿アドレスはsaishikyo-ml@saishikyo.comです。

■お願い

1.埼視協通信を墨字・メール・デイジー等に変更される方は、埼視協事務所までご連絡ください。
 またメールをご希望の方は、メールアドレスをご連絡ください。
お名前やご住所などに変更がありましたら、埼視協事務所までご連絡ください。
2.埼視協通信の原稿募集をしております。
 埼視協通信は奇数月の発行となりますので記事掲載の要望等がございましたら、奇数月の5日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。
☆原稿は電話でお話いただけましたら、石川がお話ししながら原稿を書かせていただきます。ご遠慮なく電話をかけてください。

3.表彰について
 今年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で、本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、埼視協事務所までご連絡ください。
☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練についてお知らせさせていただきます。
 現在、新型コロナウイルス感染予防のため、しばらくの間は歩行訓練士の派遣を見合わせさせていただきます。
 単独歩行についての相談が、ご座いましたら当会までお問合せください。