埼視協通信 No.40(2019年1月発行)

2019年1月7日 埼視協通信

■会長の想い  田口 茂

 会員の皆さまには穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年はラグビーワールドカップの年で東京オリンピック、パラリンピックを来年に控えスポーツの話題が多くなるのではないでしょうか。
熊谷でもラグビーワールドカップ3試合が開催予定で9月には南アフリカと全日本との壮行試合が行われるようです。
また、4月30日に今上天皇が退位、5月1日に皇太子が天皇に即位され元号も「平成」から新しい元号となる年です。
私事ですが平成元年は会社勤めを辞め「あ・は・き」の道へ一歩踏み出した年でもあります。
「平成」の30年間が視覚障害者として生活してきた私の短い歴史だと思い返すと感慨深いものがあります。
この30年で一番大きな出来事は埼視協の会長を引き受けたことです。
昨年、会長を引き受けその責任の重さをヒシヒシと感じています。
会員の皆様はじめ理事、監事、職員の協力を得てこれまで何とか役目を果たすことができました。
関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
「みなの声 集めて育つ 福祉の木」をモットーとし先輩方の育ててきた福祉の木を大きく、充実させ次の世代へ引き継いでいく責任があります。
そして安心して外出できる社会づくりを目指していきたいと思っています。
猪突猛進だけでなくじっくり周囲を見回して着実に事業を推進していきたいと考えています。
会員の皆さまと共に福祉の木を育てていけますよう今後もご理解ご協力をお願いいたします。
会員の皆さまには健康で平穏なイノシシ年でありますよう心よりご祈念申し上げます。

■年頭に当たり  副会長 大井田 弘子

みなさま、あけましておめでとうございます。
穏やかな新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年、副会長に就任以来、田口会長をはじめ、理事、事務職員、そして多くの会員のみなさまのご支援とご協力を得て、多くの事業を実施することができました。
お陰様で、第7回福祉大会も成功裏に終了しました。
みなさま、ご協力ありがとうございました。
2019年は亥年ではありますが、「猪突猛進」 イノシシのように、一直線に猛烈な勢いで突き進むのではなく、「泰然自若」 何に対してもあわてず驚かず、落ち着いて行動することを新年の抱負とし、引き続き、副会長としての職務を遂行したいと思います。
今年もご協力のほど、よろしくお願いいたします。
そして、本年もみなさまにとって幸多き年となりますよう心より祈念申し上げます。

■新年のご挨拶  副会長 宮城 寛二

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
皆さまには 良き新年が迎えられたこととお喜び申し上げます。
昨年は国内外においては 波乱に満ちた1年でしたね。
また 私たち視覚障害者にとっても様々な問題が提起された年でもありました。
本年はそれらの問題が少しずつでも改善されることを願っています。
ホームドアの問題も少しずつではありますが改善の兆しが見えてきております。
鉄道各社では 1日の利用者が10万人超でホームドアが設置可能な駅には2020年度までに整備する方針です。
また JR東日本では今後15年以内に東京圏の主要路線全330駅で設置を終えると公表しています。
このように僅かずつではありますが世の中は動いております。
私たちも世の中の一員として前向きに努力していきたいと思います。
本年が皆さんにとって良い年でありますよう願って新年の挨拶とさせていただきます。

■平成30年度埼玉県との話し合い報告  田口 茂

安全対策
要望:駅ホームからの転落防止対策推進について
回答:新たな補助制度でホームドアの早期設置を支援していく。
JR東日本、東武鉄道では2020年までに10駅の設置を計画
国は「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を設置
この検討会で取りまとめた中間報告に基づき事業者はホームドアの設置を進めている
駅ホーム声かけサポート講習会を実施するとともに事業者に駅職員の適切な配置を要請
要望:自転車などの安全対策について
回答:無灯火など危険走行には交通キップによる検挙、指導を行っている
無灯火による交通キップ検挙11件、警告カード指導96,957件
「きらめきトリプルh運動」を実施し早めの点灯、反射材の着用、、歩行者保護を重点とした取り組みを行っている
各種交通安全講和、ホームページ、チラシなどで夜間点灯の必要性、早めの点灯を呼び掛けている
要望:スマホのながら歩行について
回答:交通う安全教室、ホームページなどで歩きスマホの危険性を喚起している
街頭でも危険な行為の場合は指導、警告している
ながらスマホ禁止条例については課題が多いことから必要性を含め研究していく
要望:災害時要援護者登録について
この制度は全市町村での作成は完了している
名簿の作成は市町村で作成するため県では登録者数を把握していない
災害発生時、登録者名簿に基づき支援者が対象者の安否確認を行い最寄りの避難所へ誘導
支援者が被災した場合は自主防災組織、自治会が安否確認、誘導を行う
避難所での配慮について必要な体制が整備されるよう市町村へはたらきかけている
登録の更新は個別状況により市町村が判断する
要望:福祉避難所について
回答:福祉避難所の指定要件は市町村が設定する
指定要件のガイドライン
(ア)・施設自体の安全性が確保されていること(耐震性、土砂災害特別区域ではない、危険物を取扱う施設がない)
(イ)・施設内における要援護者の安全性が確保されていること
(ウ)・要援護者の避難スペースが確保されていること
(エ)・概ね10人の要援護者に一人の生活相談員などを配置する。
交代要員の確保が求められている
県では災害派遣福祉チームを整備し市町村からの要請に対応できる体制をとっている
福祉避難所への移送ガイドライン
(ア)自主防災組織、民生委員、支援団体、自治体職員などの支援を得て避難
(イ)市町村は適切な手段を確保できるよう車両の調達先リストを整備
(ウ)市町村、福祉事務所などと協議して移送手段を検討する福祉避難所への移送対象者
避難所生活において何らかの配慮を必要としている方
(高齢者、障害者、妊産婦、乳幼児、そのほか病弱者など)
・ただし、限られた移送手段と限定的の福祉避難所の確保のなかで選択を行い福祉避難所の対象とするべきと市町村が判断した障害者と家族など
要望:誘導ブロック、エスコートゾーンの整備について
回答:省令、県条令に基づき言語も引き続き整備していく
要望:駅構内の危険箇所の検証と安全策について
回答:衝撃吸収材の装着などを事業者に要請していく
(平成29年度には塙保己一学園職員の意見を参考に川越駅のH鋼に吸収材を装着)
事業者に安全対策を要望していく生活面での要望
要望:盲導犬の啓発について
回答:県職員に障害のある方への配慮マニュアルを作成し、補助犬法などについて説明している
市町村には担当者会議の場で適切な拝領を要請
民間事業者にも商工会議所などを通じて啓発を行っている
要望:同行援護について
回答:同行援護サービスで対応しきれないところは市町村が運営する移動支援事業の活用など柔軟な支援を考えている
団体から時間制限撤廃の要望があったことを市町村へ周知する
厚労省も通勤、通学の利用は認めていない。市町村の移動支援事業を活用してもらいたい。
入院時は原則病院職員が行うとの通知がだされている
要望:障害区分調査書の視覚障害者に適応したものに
回答:国が策定した項目で市町村の調査員が行っている
団体より要望があったことを伝える
要望:日常生活用具について
回答:市町村の地域生活支援事業として実施。独自の判断で給付品目や自己負担
等を決めることができる制度
市町村に対して地域の実情を踏まえ給付品目の拡大や給付対象者等の要件
緩和、低所得者に対する利用者負担の軽減について検討いただくようお願いしていく
要望:障害者手帳交付基準について
「羞明」を交付基準に加える
回答:厚労省の「視覚障害の認定基準に関する検討会」において平成30年7月から交付基準が変更された
羞明についても言及されたが現状では客観的、合理的根拠が不十分である
今後も調査研究を通じて蓄積等を行うとされた
県としても国の動向を注視していく職業
要望:無資格マッサージの取締りについて
回答:広告違反による指導が106件
無資格者による医療類似行為の指導が5件
関係機関と連携し今後も適切に取締りを行っていく
要望:公共施設でのヘルスキーパー雇用について
回答:職員互助会において実施しており職員の健康管理に有意義である。
このことからヘルスキーパーとしての採用は難しい
要望:職場介助者の活用と適切な職場環境づくりについて
回答:埼玉県障害者雇用総合サポートセンターにおいて各種支援制度を説明、
啓発活動を実施している
引き続き障害者雇用を促進していく

■熊視協研修旅行に参加して  田島 あづさ

12月4日5日一泊二日でいわき湯本温泉に行ってきました。
皆の心がけが良かったのか、天気も良く、冬なのにバスの中は冷房を入れてもらうほどの暑さでした。
熊谷駅を出発しトイレ休憩を取りながら、最初の目的地いわきララミュに到着して、昼食と観光船に乗船しました。
乗船時間が迫っていたので、美味しい海鮮丼を大急ぎで食べ、乗船切符を買いに並び、切符を買い乗船。
海風を受けながら出航し、ウミネコやカモメに餌をやったり、海風を受けながら写真を撮ったり、とても楽しい時間でしたが、少し残念だったのは、切符を買う時に、1級と2級での差があった事です。
2級は本人だけが半額で同伴者は通常料金でした。
その後宿に着き、部屋に荷物を置いて、震災被害について、体験者の方々にお話を聞き、防災準備の必要性を痛感しました。
その後は皆の楽しみな宴会です
宴会まで少し時間があったので、汗だけでも流そうと温泉に入浴。
宴会時間が迫っていたので宴会場へ、挨拶乾杯の後は横や前に座る人達と話しながら楽しく食事をし、カラオケで、得意な方は伸び伸びと、恥ずかしがり屋さんは、なんとか歌いきり宴会後は部屋に戻り、同室の仲間と会話を楽しみ、就寝する人、露天風呂に入る人。
二日目は早々と起きてせっかく温泉に来たからと朝風呂を楽しみ、朝食をペロリと平らげ出発の準備、その後宿の従業員の方に見送られ出発。
柏屋まんじゅう店に立ち寄り、土産を買う人ただお茶をいただく人、それぞれ楽しみ、昼食に道の駅よつくら港により、朝、食べ過ぎた私は蕎麦をいただいたが、しっかり海の物をいただいた人もいたようです。
そこからは熊谷に帰るだけなので、気持ちよくうたた寝しながら帰途に着きました。
熊視協の皆さん、参加された皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
そして、熊谷さんをはじめ計画立案に関わられた方々お疲れ様でした。

■今年は孫と初めての初詣  熊谷 昭夫

 歩いているその中で孫から出た話、私たちの子どもの頃遊んでいた物はとのこと。
孫はこの春小学校を卒業する。
今は、外遊びの子どもは見かける事は無い私たちが遊んでいた頃は、昭和20年から30年となりますが、遊びの主流は凧揚げ駒遊び、それに雪を踏み固め土俵を作り上げ東西に分かれて相撲などであそんでいました。
時には、寒風吹く中氷柱(しがこ)を雪玉投げながらしがこおとし、などという遊んでいた。
また、着ている物は粗末ながら不満はないどころか、笑顔で遊んでいた、よき時代だったと思います。
私は余りあるこの豊かな時代、今の子ども達も外遊びを気がねなく遊んでいられる時がまたれます

■八年九度十回目  黒木 義雄

二〇十八年師走両目が見えなくなって
八年の歳月が過ぎ
九度目の師走が来て
十回目の正月を迎える
この頃良く考える事がある
失明していなかったら
どんな生活を送っていただろうか
現在の自分が羨む生活をしていだだろうか
ボイストレーニングと
プール通いは今年から始めた
コンサートに四回落語の寄席に三回と
今年も聞きに行った
朗読CDを聞くのが日課となり
月に十数冊を聞いている
ましてや目が見えていたら
詩を作っていただろうか
ヘルパーさんやサポートの人達に支えられ
同じハンディを持つ
たくさんの仲間ができた
見えない分「感」や「気」に敏感になった
人々の優しさや思いやりに触れ
感謝する毎日だ
失った事よりも
たくさんのプレゼントを
頂いた八年だった

ただ青春の真っ盛り
二〇十八年師走

■見えない人と見えにくい人を考える  菅野 幸博

視覚障害者の外出には様々な危険が伴います。その危険について私なりに考えてみました。
1、音などの情報をつかむ
市街地では80デシベル以上の音が耳に飛び込んできます。サウンドテーブルテニスでの打球音は10デシベル程度だそうなのでかなりの音量となります。
そのような場所で必要な音を聞き分けなければなりません。
また、音の響きや風向きなどあらゆる方面にアンテナを拡げ気を張って移動しなければなりません。
2、イメージマップ
一人での移動にはイメージマップは重要なことです。自分の描いた地図にもとづいて方向を決め目的地へ向かいます。
ここには大きな落とし穴があります。自分の地図と現実とが異なった場合、危険度はより一層増し事故発生のリスクが高くなっていきます。
混雑した場所では人込みを避けるためイメージマップは簡単に崩されてしまいます。
3、駅ホーム
内方線型の誘導ブロックはかなりの駅に敷設されつつあります。
「黄色い点字ブロックの内側へお下がりください」とのアナウンスが定着するよう望んでいます。
駅構内で流れている鳥の鳴き声は8種類あるそうです。横浜駅ではカモメ、鶯谷駅ではウグイスの鳴き声というように駅により特色を出しているようです。
しかし、まだ設置していない駅も多くあります。私が利用する東上線みずほ台駅も設置していない駅の一つです。
ホームドアの設置も急がれています。ホームドアにもいくつかの種類がありホームの構造や予算面を勘案しながら設置しますが、その安全性と危険性について検証する必要があるのではないでしょうか。
駅構内の案内表示にも見えにくい、多言語対応のため見逃すことが多々あり課題となります。
運行状況の案内にしても音声が聞き取れないことがあり情報が掴めないための不安がつきまといます。

視覚障害者が自立していくためには様々なバリアをなくしていかなければならないと思います。

■日常生活用具勉強会  石川 晶夫

毎月第3火曜日の10時~15時まで会員様と県内在住の視覚障害者の皆様と交流が持てる場として開催している事業です。
会員様、もちろん会員以外の皆様も10時~15時までの間に埼視協事務所2階会議室へ、ご自由に訪ねてみてください。
ご意見や、ご要望がありましたら是非お聞かせください。
連絡先電話:090-3090-5181
メールアドレス:akio-c@agate.plala.or.jp

■メーリングリストをご活用ください 石川 晶夫

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●歩行訓練
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会員・非会員問わず県内在住の視覚障害者の方が対象となります。
お問い合わせください。