埼視協通信 No.37(2018年7月発行)

2018年7月9日 埼視協会報

■会長の想い  田口 茂

 今年は6月末に梅雨が明け厳しい暑さが長く続きそうで暑さに弱い私は青菜に塩の状態で日々を過ごしています。自己紹介で「熊谷から来ました。」と挨拶すると、「暑いところですね。」と言われ熊谷イコール炎暑の地というイメージが定着したようです。
その熊谷では2019ラグビーワールドカップの開催に向けて熊谷駅前の改修工事が来年5月まで予定されています。バス乗り場の変更などもあり熊谷へお出かけの際はホームページで確認してください。
このワールドカップを楽しみにしておられる方も多いことでしょう。
ラグビー界では良く「一人は皆のために、みんなは一人のために」というフレーズが引用されます。
話はズレますが視覚障害者の身体障害者手帳の交付基準は視力と視野で判定され、今年度その基準も改正されました。
ある方は、眼瞼痙攣、瞳孔の機能不全があり眩しくて眼を開けていられず外出もままならずテレビやパソコンの画面をみることができません。
このように日常生活に大きな支障があっても交付対象ではないからと障害者手帳の交付を受けられないでいます。手帳が交付されないため様々な福祉サービスも給付されない状況にあります。
このような方々も多くおられるのではないでしょうか。判定基準のエアーポケットに落ちている方の救済を行政に訴えていくことは視覚障害者団体としての役割だと考えています。
解決には長い道のりが必要となるでしょうが、 One for all, All for one 
の精神で活動していくためにも皆さまのご協力は不可欠なものとなります。
宜しくお願いいたします。

■埼玉県との話し合い   田口 茂

今年度も埼玉県との話し合いが次のように行われます。
日々、考えていること、困っていることを要望として県に訴え課題や解決策を話し合う場です。
要望項目は7月下旬、埼視協MLに送信します。ひとりでも多くの会員に関心を持っていただき一緒に話し合いに臨みましょう。
 日時 平成30年8月23日(木)14:00~16:00
 会場 埼玉会館 4A
参加していただける方は
田口 携帯090-1116-6463 または
eメール taguchi9906@theia.ocn.ne.jpまで連絡ください。

■施設見学のご案内   小林 孫一

平成30年度の施設見学を次のとおり計画しました。会員の皆さまのご参加をお待ちしています。
期日 平成30年9月5日(水)
見学地 茨城県自然博物館、アサヒビール茨城工場
交通 北斗交通貸切バス
定 員 付添いを含め 45名
参加費 500円(付添いも同額) 当日、集金します
行程 熊谷駅南口 8:00 →桶川駅 9:00 →桶川加納IC →坂東IC →自然博物館(見学・昼食) →ビール工場(見学) →谷和原IC →桶川加納IC →桶川駅 16:15 →熊谷駅南口 17:15
申込み 支部長にはお手数ですが所属会員の参加者を取りまとめて
いただき事務所へ連絡してください。
個人会員の方は直接、事務所へ連絡してください。
締切り 8月20日までにお願いします。

■平成医療学園訴訟の裁判の経過報告(あはき法19条訴訟)  宮城 寛二

現在、平成医療学園グループの横浜医療学園専門学校が国に対し、
あんま師養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求めて東京地方裁判所に訴訟を起こして早 9回の口頭弁論が開かれました。今までは原告側(平成医療学園 以下原告という)の訴訟理由を国と裁判所に示しています。これからは国側の反論の口頭弁論が行われるものと思われます。
そこで、今までの原告側の訴えの理由を簡単に報告いたします。理由1 違憲審査基準として 最高裁がとってきた[明白性の基準]ではなく [厳格な合理性の基準]を採用し、より慎重に判断すべきであるとの原告独自の考えが示された。 理由2 あはき法19条制定当時から現在まで世の中は変化しております。したがって視覚障害者を取り巻く経済状況も変化し、現在では健常者向け養成学校の新設を制限して視覚障害者の生計の維持を図るという同条の規制目的はあたらなくなった。理由3 マッサージ師の総数に占める健常者の割合と視覚障害を持つマッサージ師の困難さには関係がなく、マッサージ師全体に占める健常者の割合を考え健常者向け養成学校の新設の可否を判断する法の基準は不合理である。
理由4 原告は法令違反の主張に加え、他の専門学校では昭和57年に定員増加が認められたのに、平成医療学園で認められないことは憲法14条の平等原則に反するという適用違憲の主張を行う等が原告の主張であります。次回の口頭弁論は7月25日(水)に東京地方裁判所103法廷で11:30から行われます。多くの参加を期待しております。       
以上

■谷川高原ホテルの旅と江南鬼っ子祭りから7首   熊谷 昭夫

・皐月晴れ 同行で行く バスツアー 会話の中に 気心を知る
・白樺と 晩餐楽し しゃぶしゃぶに 展望レスト 酒また旨し
・朝霧の 高原ホテル 白樺や 遠く近くと 小鳥なきくる
・野天風呂 遠き山並み 霞たる 頭は降られ 身は風呂の中
・障害者 健常共に 朗らかに 売り子の声で 祭り盛り上げ
・鬼っ子の ステージ上は フラ太鼓 皆の笑顔が 空尚高く
・我がくらぶ 忘れないぞよ ウオーキング しっかり歩き 健康管理

■夏に想う   黒木 義雄(熊谷支部)

また夏が来る
暑い暑い熊谷の夏が
想い出をアルバムにすると
夏のページが一番多いいろんな事があった
たくさんの人との出逢いと別れがあった
8歳まで一人っ子だった僕
兄弟ができたのが小二の夏休みだった
ボランティアに六年連続で参加した
キャンプでは毎年たくさんの小中学生や同年代の青年男女と知り合った
その人達との交流は現在も続いている
悲しい別れもあった
十五歳
高校一年の夏
母が乳ガンで亡くなった
その日から四十六回目の夏が来る
故郷を離れて
三十四回目の夏
二〇一八年の夏
今年はどんな夏になるのかな
二〇一八年六月二日

■日常生活用具勉強会   石川 晶夫

毎月第3火曜日の10時~15時まで会員様と県内在住の視覚障害者の皆様と交流が持てる場として開催している事業です。
5月は、熊谷市議会議員の林先生が日常生活用具の認可について話を聞きに来ていただけました。6月は日本産業能率大学4年生が視覚障害者の音声装置研究のためインタビューに来所しました。
☆ものつくり大学の研究チームが開発している障害物センサーを大学教授が事務所へ「体験していただき意見を聞きたい、今後の改良の参考にしたい」ということで事務所にセンサーが置いてありますので体験に来所ください。どなたでもお気軽に訪問ください。
会員様、もちろん会員以外の皆様も10時~15時までの間に、ご自由に訪ねてみてください。
ご意見や、ご要望がありましたら是非お聞かせください。
連絡先電話:090-3090-5181

■メーリングリストをご活用ください   石川 晶夫

ML・埼視協通信は会員様だけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報を投稿して頂ければと考えております。積極的に投稿をお願いいたします。
メーリングリスト参加希望の方は、akio-c@agate.plala.or.jp
まで、アドレスをお知らせ下さい。
☆ML会員様へメールが届いてない方が居られると思われます。
お気づきの方は石川までご連絡ください。

■事務所 夏季休業のお知らせ

8月11日(土)~8月16日(木)までお盆休みとさせていただきますので
宜しくお願い申し上げます。

■お願い

1.埼視協通信を墨字・メール・デイジー等に変更される方は、埼視協事務所までご連絡ください。
またメールをご希望の方は、メールアドレスをご連絡ください。
お名前やご住所などに変更がありましたら、埼視協事務所までご連絡ください。
2.埼視協通信の原稿募集をしております
埼視協通信に記事掲載の要望等がございましたら、偶数月の末日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。
3.表彰について
今年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で、本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、埼視協事務所までご連絡ください。

☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて歩行指導をします。
会員・非会員問わず県内在住の視覚障害者の方が対象となります。お問い合わせください。