■会長の想い 田口 茂
元日の能登半島地震発災から約2か月半。徐々に復旧が進んでいるようですが、様々な課題があり復旧復興の道のりは厳しいようです。私に何ができるか。現地でボランティア活動といっても無理がありそうです。やはり義援金に協力し少しでも被災された方々に気持ちを伝えたいと思います。
そして3月11日は東日本大震災から13年となり、能登半島地震と同様あの日のことは鮮やかに思い出せる方も多いと思います。「地震はいつどこで起きても不思議ではない」と理解し憂いを感じていても、どこか他人事として捉えているところもあります。防災に対しての意識を新たにしたいところです。
さて、令和6年度事業もスタートします。新年度も皆さまからのご意見ご協力をお願いいたします。
*令和6年度定時総会・芸能大会予定*
定時総会は6月12日(水)に埼玉県障害者交流センターでの開催を予定しています。また、同日の午後から芸能大会を実施する予定です。スケジュールを調整いただき、多くの皆さまにご参加いただきますようお願いします。
■関東ブロック千葉県大会報告
3月3日(日)・4日(月)に第58回関東ブロック協議会千葉県大会がTKP東京ベイ幕張ホールで開催されました。
第1日目は、ご来賓をお迎えしての開会式典に引き続き、養護盲老人ホームひとみ園の茂木(もぎ)幹(みき)央(お)氏により「ひとみ園」の創立から現在までのご苦労と経過を講演されました。
続いて分科会に移り各分科会とも充実した意見交換がなされました。ちなみに生活分科会では当会が提出した同行援護の費用負担についての要望が関東ブロック提出議案として採択されました。
第2日目は、全体会議となり竹下会長の中央情勢報告、鈴木関東ブロック会長から事業報告、分科会座長による各分科会報告があり、それぞれ承認されました。
最後に次回開催団体である茨城県視協会長より来年度は令和7年1月18日(土)・19日(日)に水戸市で開催予定であることが報告され閉会となりました。
茨城県より第1報がありましたらお知らせしますので、多くの皆さまにご参加いただきたいと存じます。
■能登半島地震義援金
皆さまからご協力いただきました能登半島地震による被災視覚障害者義援金につきまして、お礼状が届いておりますので報告します。 なお、義援金は6月30日まで継続して募集します。各支部での集まりや事務所来所の折など機会を見つけてご協力をお願いします。
お礼状
拝啓 時下ますますご清祥のことと拝察申し上げます。
この度は、令和6年能登半島地震による被災視覚障害者の支援につきまして貴重なご寄付を賜り心よりお礼申し上げます。 被災された視覚障害者の皆様への支援は焦眉(しょうび)の課題となっております。
みなさまよりお寄せいただきました浄財は、被災された視覚障害者の日常生活に必要な物品の購入・提供、生活再建のための経済的支援等に使わせていただきます。
日本盲人福祉委員会では、構成3団体(日本視覚障害者団体連合、日本盲人社会福祉施設協議会及び全国盲学校長会)の代表からなる大災害被災視覚障害者支援対策本部を設置して、被災状況を把握するとともに、必要な支援をとどけるべく努力しております。
このたびの地震で被災された視覚障害者のみなさまが一日も早く平穏な生活に復帰されますよう、引き続き関係各位のご協力をいただいて活動を進めてまいる所存でございます。今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
社会福祉法人 日本盲人福祉委員会
大災害被災視覚障害者支援対策本部
本部長 竹下義樹
■STT川崎大会 結果報告 大井田 弘子
第37回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会
視覚障害者サウンドテーブルテニス川崎大会が、去る1月20日(土)~21日(日)に川崎市幸スポーツセンターを会場に開催されました。この大会は、サウンドテーブルテニス競技を通じて、視覚障害者の心身の健康増進・競技力向上・相互親睦を図ると共に、国民に対して視覚障害者福祉及び視覚障害者スポーツに対する理解促進を図ることを目的とし、関東ブロック12団体 63名の選手が熱戦を繰り広げました。
結果、個人男子の部で小川和幸選手(桶川支部)が堂々の3位に輝きました。皆さん、ご声援ありがとうございました。
以下に、選手の皆さんの感想をまとめましたので、ぜひお読みください。
●小川和幸(桶川支部)
今回の大会では、練習の成果を発揮できたと思いますが、その反面、報われなかったことも多々ありました。
それでも支えてくださる皆さん、応援してくださる皆さんのおかげで、2年連続個人戦3位と言う結果を残せました。
ありがとうございました。
団体戦では残念な結果になってしまいましたが、次回の千葉市大会では優勝カップを持って帰れることを心から願っています!! これからも応援のほど、よろしくお願いします。
●丸山恵美子(個人会員)
今大会は、残念ながら体調不良のため、参加できませんでした。
来年度の千葉市大会に向けて練習に励みたいと思います。
●渡部晃子(所沢支部)
今回の大会を終えて、とても感じた事があります。特に今までと試合内容が変わった訳ではないのですが、何故かどこの県でも皆さん上達してるなーって本当に感じました。自分も頑張っているのですが、皆さんも同じように頑張っているんですよね。皆さん、ものすごく差がある訳ではないと思います。でも、上位にいく人は、何かが違うんでしょうね。早くそのようになりたいとつくづく感じました。
●阿波連 直(新座支部)
今年度の大会は、真冬の開催のため、それなりにしっかりと防寒対策をして臨んだものの、広い体育館は思った以上に寒かったです。脳梗塞による、片麻痺のある自分にとっては、ベストコンディションで戦うことはできませんでしたが、これまでの練習の成果を精一杯出し切れたと思います。
●渡部伸一(所沢支部)
まず、今大会に参加でき、各種手続きや支援により参加出来たことを協会職員の皆さまに感謝します。
2023年度関東ブロック川崎大会の結果ですが、個人戦2回戦目で敗退、団体戦は予選リーグで終わり、自分自身情けなくもあり、来年度の大会に参加できる様に楽しみながらしっかり練習しなきゃと決意し、「あれ!」に向けて頑張るぞ。
会員のみなさん、サウンドテーブルテニス、おもしろいですよ。
●大井田弘子(川口支部)
今回は監督兼選手という重責を担っての参加となりました。第6番目の選手として、団体戦のみの参加で、正直物足りなさを感じました。残念ながら、団体戦においては、予選リーグ敗退という結果でした。
慣れない監督の仕事に戸惑いながらも、いい経験ができたと思います。
来年度の千葉市大会に向けて、「チーム埼玉県」の一員として、頑張っていきたいと思います。これからも、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
■普通救命講習会報告 川口支部 島田由紀子
1月29日 普通救命講習会川口会場を開催しました。
参加者は当事者とボランティアさん、ガイドヘルパーさんを含め27名。
講師は川口市消防局の6名のベテランの署員さん達でした。
心肺蘇生用の人形とAED1台のセット設置場所に、視覚障害者とボランティアさんの2名のひと組が配置され、2,3組に署員さんがひとり付きました。
心肺蘇生用の人形とAEDの形状を自由にさわって理解することから始まりました。
それからビデオと実践の3部式の講義の構成で、心肺蘇生とAEDを使い、発見から救急車が到着する迄の行程を学びました。
私たちはビデオだけでは理解が弱いので、丁寧な繰り返しの説明とペアについてくれた署員さんのマンツーマンの指導で、とてもよく理解できたと思います。
「いのちつなぐ応急処置」 私たちにできることを実践で確認できました。
30回の胸骨圧迫は、次の日腕が筋肉痛になった人がいたようです。それほど皆真剣だったと言うことです。
消防局とはじめの打ち合わせから入っていた大井田副会長が盲導犬訓練中のため不在で、埼視協として田口会長に遠方よりお越しいただきました。ありがとうございました。
川口会場は、サブ担当の島田がご報告いたしました。
川口会場は、普段定期的に開催しているSTTの時間を救命講習会に当てました。
開催に当たり、STTのボランティアさんに助けられ感謝です!!
チームワークの良さ、参加者へのスムーズなサポート、会場作り、後始末まで難なく終了することができました。
講習会とは関係ないのですが、私たちの活動には自然にサポートしてくれるボランティアさん達の力が必須です。
感謝し、地域の仲間として、この方達とのつながりを大切にしていきたいと感じました。
■第39回サウンドテーブルテニス大会開催のご案内 大会実行委員長 大井田弘子
令和6年度も恒例のサウンドテーブルテニス大会を、下記の通り開催いたします。つきましては、多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。尚、詳細につきましては追ってML等でご連絡いたします。
記
1、日時 令和6年7月14日(日) 9時~16時(予定)
受付 9時
開会式 9時30分
競技開始 10時
2、会場 埼玉県障害者交流センター 体育館
〒330-8522 さいたま市浦和区大原3-10-1
電話 048-834-2222
3、参加費 500円(会員外は1,000円)
4、持参する物 参加費、昼食、ラケット、アイマスク、ゼッケン、
上履き(付き添いの方も忘れずに)
5、締切り 5月24日(金)までに事務所へお願いいたします。
申込の際は、チャレンジの部(関東大会出場希望)か一般の部の別もお知らせください。尚、来年度の関東大会は令和6年11月9日(土)~10日(日)に千葉市で開催されます。
お問い合わせは、事務所または大井田までお願いいたします。
電話 090-3138-6152
■文芸コーナー
《川柳》
上尾市 岡田 清 課題 生きる
・長生きは したくないよと 飲むサプリ
・しがらみが とれて気ままに 生きてます
・失明に 生きる環境 与えられ
・生きるため 真実かくす こともある
・生かされて いると想えば 耐えられる
熊谷支部 木村 茂
・待てど来ず バレンタインの チョコレート
行田支部 橋本 一夫
・散歩行く 香り枝見る 梅五輪
・あぜみちの れんげさくなか 犬ころぶ
・さんぽみち たんぽぽわらう こうべさげ
・血糖値 牡丹餅(ぼたもち)一つで 倍返し
熊谷支部 中谷 美智明
・デジタル化 取り残される 弱者かな
《短歌》
朝霞市 高細美代子
・水たまり ぴしゃりとはねて車ゆく 汚れた衣服 ながめて睨む(にら)
・我が庭に どこから来たか花の種 花壇を埋めて知らぬ顔咲く
熊谷支部 熊谷 昭夫
・春の雪 深夜に止みて静寂から ドンドドドンと近く遠くで
・トントンと 朝のリズムがなる厨(くりや) 家族揃って味噌汁すする
・我が里の冬の夕食(ゆうげ)にきりたんぽ 身体にしみて満たされており
・がきの頃 山に分け入りアケビ取り 甘味探した募る郷愁
・冬の宿 アンコウ鍋が振舞われ その美味しさが旅の思い出
・熊谷の河川敷では あげ雲雀(ひばり) 今朝は一転 春の細雪(ささめゆき)
・春の風 3日夜通し荒れ狂い 街の景観変貌せしむ
川口市部 大井田 弘子
・甘くない期待外れの干し芋に ああ異常気象 こんなところにも
・一日の 始まりはコレ 一杯の コーヒーよりも 私は味噌汁
■「でるでるくらぶ」ジョギングウオーキング事業
埼視協通信をご覧の皆様、令和5年度当会事業の一つ「でるでるくらぶ」へのご理解ご参加をいただき、誠にありがとうございました。
お陰様を持ちまして、令和5年度「でるでるくらぶ」の事業は、天候不良による中止を除き、第1火曜日・第3日曜日共に、参加された方々はじめ、ガイドの皆様並びにボランティア様のご協力のもと、事故もなく、無事に活動することができましたこと、厚く御礼申し上げます。
引き続き、令和6年4月からの新年度も、前年同様に変わらぬご理解ご参加をいただけますよう、お願い申し上げます。
尚、事故防止の観点から、第1火曜日につきましては、必ず同行ガイド様、もしくはどなたか同伴者との参加となります。ご理解の程お願いいたします。
第3日曜日に関しては、その時その時で相談に応じさせていただきます。
開催内容など、詳細につきましてはその都度、埼視協ホームページや、埼視協メーリングリストでご案内いたしますので、会員は元より、会員以外のお知り合いやご友人もお誘いの上、多くの方々の参加を、担当者一同お待ちしております。
☆問い合わせ、連絡先はこちらまで!
第1火曜日担当:中谷美智明
携帯電話番号:090-2919-4347
メールアドレス:78oyazi@gmail.com
第3日曜日担当: 渡辺 清・小林子瑞(こづえ)
渡辺 携帯電話番号:090-1434-8239
事務所 電話番号 :048-522-222小林まで。
メールアドレス :contact@saishikyo.com
■「あいナビ談話室」
会員の皆様
日頃、当会事業にご協力ご理解いただき感謝申し上げます。
今まで参加いただけました会員様、また参加されたことのない会員様、引き続き参加いただけますようお願い申し上げます。
本年も第3火曜日の午前9時~正午まで、ティアラ4階熊谷男女参画センター(ハートピア)で談話室を開放しております。
会場の変更があるときは埼視協MLでお知らせさせていただきます。ML会員様以外の方もお誘いいただけましたら幸いです。
9時から正午までにご来所ください。
パソコン、ブレイルメモ、スマホなどの便利な使い方や困った時のできる限りのお手伝い、視覚障害のための困りごとの相談など、参加者がお互いに情報や体験をもとに解決策を考えます。
☆様々なデバイスを紹介していきます。
「オーカムリード」はペン型の音声読み上げデバイスで、カメラで捉えた文字を音声情報として読み上げてくれる機械になっております。日常生活で文字を読むことに困難を感じている方の新たな支援デバイスとして開発されています。是非、体験してみてください。
「エンジェルアイ」は、メガネに装着して文字を読むタイプのものとは別に、卓上型のものも業者さんから紹介がありました。
皆様「あいナビ談話室」に来室いただけますようお願いいたします。
☆3月は熊谷市立図書館が会場ですが、4月5月はハートピアの予約が取れておりますので宜しくお願い申し上げます。
担当 石川晶夫 携帯 090-3090-5181
メールアドレス akio-c@agate.plala.or.jp
■会員参画推進事業 田口 茂
会員または各支部で企画した事業を埼視協が応援します。
本部で企画した事業に参加するだけでなく、「こんなことをやりたい」という企画を出してください。「みんなで考え みんなが参加」 埼視協事業を活性化しましょう!
事業の流れ
①会員個人または支部から大まかな企画を事務所へ連絡してください。
②企画書を提出してもらいます。記載内容は立案者と相談しながら記入します。
③11月末までに提出された企画書は1月の理事会で審査し実行の可否を決めます。
*流れ:11月末までに提出→1月理事会で審査→4月以降の実施
④実施が決まったら当会より30,000円補助します。参加者を募ってください。本部も実施にむけてお手伝いします。
この事業の流れは上記のようになりますが、当分の間は進捗状況などを考慮し、流動的に運用していきます。
■事務所からのお知らせ
①継続して20年以上在籍している会員の方を表彰します。
毎年、対象となる会員を10名程度表彰します。
支部長の皆さまにはお手数ですが所属会員の生年月日、入会年月を事務所へ報告していただけるようお願いします。
②福祉授業・マッサージ奉仕実施報告書の提出について
視覚障害者の啓蒙啓発事業の一環として、学校等へ講師派遣をした支部や福祉関係の行事、老人ホームなどでマッサージ奉仕をした支部はありませんか。
このような活動を実施した支部には、赤い羽根共同募金会助成により活動費を補助します。
実施報告書に実施先から署名と捺印をいただき、年度末に事務所へ提出してください。実施報告書は事務所に用意してあります。
③住所、お名前、アドレスに変更がありましたら事務所への連絡をお願いします。
■会員募集
お知り合いで一緒に活動していただける県内在住の視覚障害者をお誘いください。一緒に活動していきましょう!
■埼視協通信原稿募集
この通信は奇数月に発行しています。支部活動、行事に参加した感想、身の回りの出来事、文芸コーナーなど皆さまからの原稿を募集します。
随時募集していますが、奇数月の5日までに寄せられた原稿をその月の通信に掲載します。
原稿はメール送信、または掲載したい内容を石川に伝えていただければ石川が原稿をおこします。気軽に投稿してください。
★原稿投稿先
石川晶夫 メール akio-c@agate.plala.or.jp
携帯 090-3090-5181
*埼視協通信は、墨字、デイジー、メールで皆さまにお届けしています。現在の読み方の変更を希望される方は事務所へ連絡してください。
■歩行訓練
当会では、歩行訓練を希望する県内在住の視覚障害者に歩行訓練を行っています。
歩行訓練士 中村 透氏(元日本盲導犬協会訓練部長)
対象 県内在住の視覚障害者
訓練場所 訓練希望者の希望場所(ただし県内を基本とし、県外へ出る場合でも出発地は県内であること)
基本訓練時間 1回の訓練時間は90分で最大5回までです。
問合せ 埼視協事務所 048-522-2222