■会長の想い 田口 茂
弥生3月。厳しい寒さも峠を超え、うららかな日和となりました。とはいえ花粉症で辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか。皆さまはいかがですか。
峠越えどころか先行きがまったく見えないのがロシア・ウクライナ紛争です。昨年2月24日の侵攻依頼、一年以上経過します。「戦争を始めるのは簡単だが、終わらせるのは困難だ」と言われるように混迷を深めています。為政者には歴史を振り返り和平への道を探り一日も早い平和を祈るばかりです。
3月4日・5日に関東ブロック神奈川大会が藤沢市で開催されました。久しぶりの対面大会で総数370人の参加があり盛会な大会となりました。令和10年は埼視協が主管団体となるため運営などこれからの大会を参考にしていきたいと考えています。
神奈川大会では、1日目に石川 准先生による障害者権利委員会についての基調講演があり、「社会を変えていくには障害当事者が声をあげていかなければならない」と述べておられました。
令和5年度事業がスタートします。新年度の予定事業を記しますと
6月7日 障害者差別解消法セミナー
6月21日 令和5年度定時総会・芸能大会
7月9日 STT大会
10月1日 法人認可50周年記念式典(深谷グランドホテル)
*日帰り研修、第12回福祉大会は今後実施日を調整していきます。
また、新たに救急救命講習を熊谷、川口、川越の三会場で実施する予定です。あいナビ談話室は会場を変更しますが、でるでるクラブと同様今年も例年通り実施していきます。各事業とも皆さまのご参加をお待ちしております。
現在のところコロナ感染が落ち着いており(ホントかなぁ)マスクをどうするか話題になっています。鼻の低い私は目立たなくていいんだけどなぁ・・・!
■第38回サウンドテーブルテニス大会開催のご案内 大会実行委員長 大井田弘子
本年も、好評のサウンドテーブルテニス大会を「サウンドテーブルテニス(STT)における新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮したガイドライン(2020年版)」に従い、下記の通り開催いたします。つきましては、多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。尚、詳細につきましては追ってML等でご連絡いたします。
◇日時 令和5年7月9日(日) 9時~16時(予定)
受付 9時
開会式 9時30分
競技開始 10時
◇会場 埼玉県障害者交流センター 体育館
〒330-8522 さいたま市浦和区大原3-10-1
電話 048-834-2222
◇参加費 500円(会員外は1,000円)
◇持参する物 参加費、昼食、ラケット、アイマスク、ゼッケン、上履き(付き添いの方も忘れずに)
◇締切 5月19日(金)までに事務所へお願いいたします。
申込の際は、チャレンジの部(関東大会出場希望)か一般の部の別もお知らせください。尚、来年度の関東大会は令和6年1月20日~21日に川崎市で開催されます。
お問い合わせは、事務所または大井田までお願いいたします。
電話 090-3138-6152
■障害者差別解消法セミナーのご案内
平成28年の施行で、障害者への「合理的配慮」が公的機関では「義務」となり、民間事業所は「努力義務」と位置づけられました。
令和3年の改正で民間事業所でも「努力義務」から「義務」となりました。
この法律を理解していただき民間事業所に求められる視覚障害者への「合理的配慮」とは何かを考えていくセミナーです。
商工会議所の後援を受け一般事業所の皆さまにも参加してもらいます。
◇後援(順不同)
埼玉県/埼玉県議会/熊谷市/熊谷市議会
熊谷市商工会議所/熊谷市社会福祉協議会
◇日時 令和5年6月7日(水) 13:30~15:30(受付13:00~)
◇会場 熊谷市男女協同参画推進センター ハートピア会議室(熊谷市筑波3丁目202 ティアラ21 4階)
◇講師 全盲の弁護士 大胡田 誠(おおごだ まこと)氏(おおごだ法律事務所代表)
◇参加費 無料
◇開催方法・申込
・会場へ参加の方は、事務所へ電話またはメールで申込(定員60名)
・Zoomで参加の方は、事務所へメールで申込(80名程度)
・申込 5月1日~5月末日まで
(先着順、定員になりしだい締め切ります)
■関ブロ神奈川大会に参加して 佐藤 静子
3月4日、5日と藤沢市民会館で関東ブロック神奈川大会が開かれ、それに参加してきました。参加者は380名。1部、2部、3部と内容は違い、3部の分科会では生活、バリア、職業、青年、女性、ロービジョンと6つの部門に分かれ意見を述べ合いました。 私は女性部を選びました。
女性部では「防犯」に関する体験談などを発表してもらい、 助言者は女性部会長の阿部はるみさん。
発表された いくつかの話を書きますね。
A子さんが出先から帰ってきたら部屋の中はめちゃめちゃ。窓ガラスが割られ空き巣に入られていた。警察に連絡し、後日盗まれた金庫はみつかったが、カギは壊され中味は無かったと。 しばらく怖くて動けなかったと。
B子さんはネット注文が多く届けてくれる人とも顔見知り。「声かな」 ある日いつものように頼んだものが届き、持ってきてくれた男性がトイレを借りたいと。迷ったが貸してあげたと。その時は何もなかったが、2回目にトイレを貸した後、財布の中の5万円が無くなっていたと。一人暮らしでそのあとは誰も家の中に 入れてはいなかったと。
C子さんはオレオレサギの電話がかかってきて 「おばあちゃん ボクだよ、、」と言ってきた時、「マルマルかい?」と適当な名前を告げた。「そうだよ、孫のマルマルだよ」と相手は答えたのでサギにあわずにすんだと。
D子さんは出掛けていた時、やさしく誘導してくれた男性が「もうここで結構です」とお断りしても、いつまでもついてくると。怖くなり旦那様に電話をかけたが出てもらえず、友達の所にタクシで逃げたと。
まだまだ話は出ましたが、どれも気をつけなくてはと思う話ばかり。
2年くらい前の埼視協の福祉大会の時、県警ヒマワリの婦人警察の3人が寸劇で演じてくれた振り込みサギの話、怖いですね。みなさん気を付けましょうね。
■URL紹介
通信をご覧いただけてる方でネットにアクセスできる方は是非!
上尾市 吉野誠です。
2月11日に障害者交流センターの文化芸術体験イベントに参加し、ミニコンサートを行いました。今回は沖縄ソングを浦和大学のエイサーサークルの皆さんとコラボしました。お時間ありましたらお聞きいただけると幸いです。
以下のURLからどうぞ!
https://youtu.be/AXHOZzqdyss
■文芸コーナー
〈詩〉
深谷支部 黒木 義雄
ふるさと宮崎よもやま話 最終回
三年ぶりの里帰り
二〇二二年十一月 三年ぶりに帰郷した
コロナのことも気になったが
一人暮らしをしている 九十三歳になる母親のことが気がかりだった
また三年の間に 親しかった人が三人も亡くなり
墓参りもしたかった
九三歳の母親は 元気だった
介護保険の申請もせず 自分ができることはなんでもしていると言う
私と妹が
「元気な時はいいけれど 家の中で倒れて 何日も見つからないことだってあるから」 と聞くと
「私は知らない人が家の中に入って来るのは嫌だから。そんなヘルパーさんなんか頼まないわ」 と答える
さらに二人が心配していることを聞くと
「今まで出来たんだからこれからも大丈夫。死んだときは死んだときよ。なんとかなるよ」 と同じ話を
繰り返すばかり
これ以上の話は無理だと思った
三年の間に 街も住民の生活ぶりも 変わってしまった
街の中心部ばかりでなく
郊外の団地にあった店舗も次々と閉店し
買い物難民が増えている
更に一番驚いたのは 交通の不便さだ
車がないと 行動も制限されてしまう
実家の近くから 路線バスに乗ろうとしたら休日ダイヤで
次のバスが二時間後だった
私が住んでいたときは
最高でも三十分待てばバスに乗れたのに…
どんなふうに変わっても ここは私の故郷
食べたいものがある
行きたいとこがある
会いたい人がいる
そして私を育ててくれた たくさんの人がいる
故郷よ永遠あれ
〈折句《おりく》〉
上尾支部 岡田 清
課題 あ さ ひ
・安定の 先が読めずに 飛行する
・愛の巣も 寒くなったと 一人旅
・上がっても 酒は薬と 一人酒
・あの坂で 咲いてた花に 一目ぼれ
・愛情が さめても暮らす 一つ屋根
〈短歌〉
川口支部 大井田 弘子
・アイメイト 君と歩いた 年月を 笑顔と感謝で 振り返る日々
・腕ふるう 五目ちらしに お吸い物 会話も楽し 料理教室
・雛壇の 前に揃いし 孫二人 春の日差しも 祝う初節句
朝霞市 高細美代子
・風鈴は 浅草散歩で 買ったもの 冬はエアコン 風が奏でる
・早朝に なわとびいどみ 足からむ 風に向かって 飛び跳ねる
熊谷支部 熊谷 昭夫
春の歌
・春風に 鳴き声高く 渡る鳥 今の命に 向き合いながら
・春の川 芽吹く柳のその下を 荒々しくも雪を巻き込み
・故郷の 子どもの頃の想い出に シガコ落とし 歩く登校
(シカゴは秋田方言でつららの事)
・春光り 川面も山も眩しくて 我が老体に 息吹もたらす
・老いらくの 夢の中まで踏み込んで 恋の一線越さずに目覚め
■「でるでるくらぶ」ジョギングウオーキング事業
埼視協通信をご覧の皆様いかがお過ごしでしょうか。
令和4年度埼視協事業の一つ「でるでるくらぶ」はコロナ禍の中ではありましたが、天候不良による中止を除き、第1火曜日・第3日曜日ともに参加者皆様方をはじめ、ガイドの皆様並びにボランティアの皆様のご理解・ご協力の元、事故もなく無事に予定通りの活動を行うことができました。
また、参加者は徐々に増え、どちらの曜日も1回の開催につきガイドさまを除き20名の参加者を募ることができております。
これもひとえに参加者皆様方のご協力の賜物と感謝申し上げます。
4月からの新年度も前期同様に「和気あいあい・明るく楽しく明日への活力」をモットーに進めてまいります。
開催内容など詳しい内容につきましては、そのつど埼視協ML(メーリングリスト)でご案内いたしますので、会員は元より会員以外のお知り合いやご友人もお誘いの上、多くの方々の参加をお待ちしております。
尚、第1火曜日につきましてはボランティア様のご協力がありませんので必ず同行ガイド様、もしくはどなたか同伴者との参加をお願いいたします。
第3日曜日につきましても事前に連絡の上でボランティア様の協力が受けられるかの確認は必要となりますのでよろしくお願いいたします。
☆問い合わせ、連絡先はこちらまで!
第1火曜日担当:中谷美智明
携帯電話番号:090-2919-4347
メールアドレス:78oyazi@gmail.com
第3日曜日担当:熊谷昭夫
携帯電話番号 :090-4820-2754
メールアドレス:shk.kuma-45akio_926@docomo.ne.jp
■「あいナビ談話室」
会員の皆様
日頃、当会事業にご協力ご理解いただき感謝申し上げます。
今まで参加いただけました会員様、また参加されたことのない会員様、引き続き参加いただけますようお願い申し上げます。
今月より会場を変更させていただきます。
基本的にはティアラ4階の男女参画センター(ハートピア)とさせていただきます。
毎月第3火曜日に変更ございませんが、会場は午前中のみの使用となり、午前9時から正午までとなります。
早速ですが4月は会場が利用できませんので、5月16日(火)午前9時から正午までに訪問いただけますようお願いいたします。
会場の変更があるときは、毎月のメールでお知らせさせていただきます。
4月18日(火)については星川通の会場を予約しました。案内を4月にMLで送らせていただきますので、ML会員様以外の方もお誘いいただけましたら幸いです。
9時から正午までにご来所ください。
パソコン、ブレイルメモ、スマホなどの便利な使い方や困った時のできる限りのお手伝いや、視覚障害のための困りごとの相談。参加者がお互いに情報や体験をもとに解決策を考えます。
☆昨年10月よりKGS株式会社のスタッフからのご提案です。
ズームを利用してブレイルメモで点字に触れていただき、施設やエレベーター、エスカレーターに貼ってある点字シールくらいは読めるようにしましょう。
継続していくため毎月1・2名がKGSの先生とズームでお話しいただき、ブレイルメモで点字に慣れていただけることをお願いします。その他の来所いただけている方には、毎月来所しているスタッフが対応してくれます。
様々なツールについても一緒に学んでいきましょう。
石川晶夫 携帯 090-3090-5181
メールアドレス akio-c@agate.plala.or.jp
■会員参画推進事業 田口 茂
会員または各支部で企画した事業を埼視協が応援します。
本部で企画した事業に参加するだけでなく、「こんなことをやりたい」という企画を出してください。「みんなで考え みんなが参加」 埼視協事業を活性化しましょう!
事業の流れ
①会員個人または支部から大まかな企画を事務所へ連絡してください。
②企画書を提出してもらいます。記載内容は立案者と相談しながら記入します。
③11月末までに提出された企画書は1月の理事会で審査し実行の可否を決めます。
*流れ:11月末までに提出→1月理事会で審査→4月以降の実施
④実施が決まったら当会より30,000円補助します。参加者を募ってください。本部も実施にむけてお手伝いします。
この事業の流れは上記のようになりますが、当分の間は進捗状況などを考慮し、流動的に運用していきます。
■事務所からのお知らせ
①継続して20年以上在籍している会員の方を表彰します。
毎年、対象となる会員を10名程度表彰します。
支部長の皆さまにはお手数ですが所属会員の生年月日、入会年月を事務所へ報告していただけるようお願いします。
②福祉授業・マッサージ奉仕実施報告書の提出について
視覚障害者の啓蒙啓発事業の一環として、学校等へ講師派遣をした支部や福祉関係の行事、老人ホームなどでマッサージ奉仕をした支部はありませんか。
このような活動を実施した支部には、赤い羽根共同募金会助成により活動費を補助します。
実施報告書に実施先から署名と捺印をいただき、年度末に事務所へ提出してください。実施報告書は事務所に用意してあります。
③住所、お名前、アドレスに変更がありましたら事務所への連絡をお願いします。
■会員募集
お知り合いで一緒に活動していただける県内在住の視覚障害者をお誘いください。一緒に活動していきましょう!
■埼視協通信原稿募集
この通信は奇数月に発行しています。支部活動、行事に参加した感想、身の回りの出来事、文芸コーナーなど皆さまからの原稿を募集します。
随時募集していますが、奇数月の5日までに寄せられた原稿をその月の通信に掲載します。
原稿はメール送信、または掲載したい内容を石川に伝えていた
だければ石川が原稿をおこします。気軽に投稿してください。
★原稿投稿先
石川晶夫 メール akio-c@agate.plala.or.jp
携帯 090-3090-5181
*埼視協通信は、墨字、デイジー、メールで皆さまにお届けしています。現在の読み方の変更を希望される方は事務所へ連絡してください。