埼視協通信 No.49(2020年7月発行)

2020年7月6日 埼視協会報

■会長の想い   田口 茂

 気が付けば今年も半年が過ぎました。例年ならば半年の
けがれを落とす胎内くぐりや茅野輪くぐりが多くの参詣者を集めて賑やかに行われたのでしょうが、参詣者を制限したり中止になったりとコロナウイルスの影響を受けたようです。熊谷の「うちわ祭」も今年は中止となりました。皆さまの地元でも夏の風物詩の開催に影響があったのではないでしょうか。
 日視連関係でも全国視覚障害者福祉大会、全国視覚障害者青年及び女性研修大会、関東ブロックではGSB山梨大会、STTさいたま市大会、関東ブロック千葉市大会がそれぞれ中止になりました。当会事業も定時総会は書面決議、芸能大会、STT大会は中止としたところです。
 緊急事態宣言が解除され徐々に社会が動き始めました。それに伴い感染者数も増加しているように見受けられます。「ニュー・ノーマル。と言われる新たな生活スタイルが求められるようになりました。
 3密を避けるため、他の人と密着しないようレジ待ちも足元の印に沿って間隔をあけて並ぶ、今まではコンビニでお釣りを受け取る時、手を握るように渡してもらえたのが、トレイに乗せてのやり取りなど視覚障害者にとっては戸惑う生活スタイルとなりつつあります。 私は一人で外出することは少なくなりましたが一人で行動される方は一層戸惑うことが多いのではないでしょうか。
 こんな時、埼視協MLを活用してください。困った体験、ありがたかった体験、笑ってしまうような体験など、どんなことでも皆で悔しがり、頷きあい、同調しあい情報を共有しましょう。そして改める所は申し入れていきます。新しい生活スタイルへの戸惑いの声を集めて大きな声とし視覚障害者が暮らしやすいニュー・ノーマルを皆さんと共に創っていきたいと思っています。
 これから先、コロナウイルス感染がどのように推移していくのか誰にも予測できないと思います。ひとり一人が対応していかなければならないのでしょう。この夏は感染予防と併せて熱中症にもご留意いただき健やかな日々をお過ごしください。暑さが苦手な田口は汗をかきかき、恥もかきかき、この夏を乗り切ります。

■令和2年度定時総会報告   田口 茂

 今年度の定時総会はコロナウイルス感染予防のため書面決議としました。6月14日に意思表示票の受付を締め切り以下のとおり可決されましたので報告します。
 会員総数 178名  意思表示票提出会員数 128名
1、令和1年度事業報告承認の件 承認する 128名
2、令和1年度決算報告承認の件 承認する 128名
3、令和1年度監査報告承認の件 承認する 128名
4、令和2年度事業計画(案)承認の件 承認する 128名
5、令和2年度予算(案)承認の件 承認する 128名
6、監事選任の件 同意する 128名
 皆さまご協力ありがとうございました。

■監事就任ご挨拶    中谷 美智明

 盛夏の候、埼視協会員並びに、同行援護に携わる皆様におかれましては、未曾有の感染症、新型コロナウイルスの恐怖と感染に対する備えで、今まで経験のない日常生活を余儀なくされるなかではありますが、ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 日頃より、田口会長はじめ、協会役員及び、会員の皆様と同行援護の方々には、多大なるご協力・援護を賜り、心より感謝申し上げます。
 さて、過日行われた、令和2年度定時総会「監事選任の件」に関する書面決議結果を踏まえ、この度、公益社団法人埼玉県視覚障害者福祉協会の監事に選出されました熊谷市の中谷 美智明(なかや みちあき)と申します。歴史ある協会の監事就任に当たり、身の引き締まる思いと、責任の重さを感じてい
ます。
 協会の発展の一助になるよう、微力ではありますが努めてまいります。 つきましては、皆様方のご理解・ご協力の程、宜しくお願い致します。 本来ならば、定時総会の場に於いてご挨拶をするべきところですが、このような状況下の元で書面での就任あいさつとなりましたことをお許しください。
 結びに、当協会の更なる発展と、会員各位と同行援護の皆様のご健勝・ご多幸を心よりご祈念申し上げますと共に、今まで以上のご指導・ご鞭撻を賜りますよう重ね重ねお願い致しまして監事就任あいさつに代えさせていただきます。

■支部長ML、埼視協MLの予告送信

 災害発生時の会員の安否確認対策を検討しているところです。その手段の一つとしてMLは大きな役割を果たすものと考えています。
 そこで受信者数を把握するため次の日時に事務所より予告送信を行います。登録会員の皆さまには受信できているか確認をお願いします。また、この機会に登録を希望される会員の方は登録をお願いします。
*新規に登録を希望される方は、ML管理者へ連絡してください。
*携帯ショップでの契約の際、「迷惑メール防止設定」を選択されている場合、ML登録されても受信できないことがあります。契約内容をご確認ください。
*ML登録後、アドレスを変更されている方はML管理者へ連絡してください。
 MLへの予告送信日時
 令和2年7月30日(木) 正午
 ML管理者   石川晶夫
 メール : akio-c@agate.plala.or.jp
 携帯 : 090-3090-5181

■STT担当   大井田 弘子

 第34回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会
 視覚障害者サウンドテーブルテニスさいたま市大会開催中止のお知らせ
令和2年11月14日(土)・15日(日)に埼玉県障害者交流センターにおいて開催予定の本大会ですが、未だ新型コロナウイルスの終息が見通せない中、開催に当たっては、会場内での3密がどうしても避けられないこと・人数制限があること・こまめな換気と消毒が必要なこと・飲食ができないこと・参加者の健康が心配であることなどを含め、第2波第3波もいなめない状況から、本大会の中止が決定しました。残念ですが、諸事情をおくみとり頂きご了承いただけましたら幸いです。

■高輪ゲートウェイ駅視察報告   菅野 幸博

 先日 高輪ゲートウェイ駅を見てきました。
1、ホームの端から端を歩きました。
真ん中にはエレベーター・エスカレーターと階段が有ります。
 ピンク色の畳半畳位のマークがあることは、バリアフリーは、誰のため?
2、改札に上がっていくとジュースの販売機を押すと、品物のマークが、明るくなるだけです。
※探すのが大変です
3、トイレが端と端に有りました。
※危ないです。階段があります
4、改札口に駅員さん一人でした。
※ICカードにチャージをやりました。
5、駅中のコンビニエンスの方も買い物して全部ICカード支払いでコンビニエンスの袋に自分で入れて出る。
感想
視覚障害者には利用しにくいと思いました。

■文芸コーナー

・僕とオカリナ   遠藤 誠
 初めてオカリナと出会ったのは、六年前でした。やることもなく自宅にこもっていたのですが、ひょんな事からオカリナサークルを訪れることになり、初めてオカリナと出会いました。
 いきなり陶器のオカリナを持たされ、ドレミから練習が始まったのです。音は出ないは、楽器は重いはで一日でめげてしまいました。しかし、ほかの方の演奏を聴いて、オカリナの音色に心を引かれてしまい、今では、12本のオカリナを所有しています。
もちろん楽譜は見えません。演奏を録音して、耳で楽譜を作り上げています。
 最近思うことは、オカリナ演奏も朗読も、作者の思いと、情景が聞き手に伝わる演奏ができたらと思う。これがなかなか難しいものですね。
 オカリナ歴六年目にして、その奥深さを知る毎日です。

上尾市 岡田 清
・いくつもの 坂を越えたと 恵比須顔   
・人生は 喜怒哀楽の 坂がある   
・下り坂 なって分かった 真の友   
・戻れない 坂でもきっと あすがある   
・有頂天 なってしまった 上り坂   

熊谷支部   中谷 美智明
・ 父の日に 期待していた プレゼント その気で待つも やっぱりダメか
・ 最強の 妻と娘の スクラムに 抑え込まれて ぐうの音も出ず

川越市   遠藤 誠
・オカリナの音色に魅せられ早六年、今優しさと奥深さを知る
・病にて、薬飲む、点滴打つ、湿布買うの三拍子。
・梅雨入りを喜ぶカエルの鳴き声は、我が主役と、大合唱。

熊谷支部   熊谷 昭夫
・今朝の雨 今日のイベント気になって 我がジンクスに祈りを込めて
・コロナ禍に待ち望みたり友の顔検温マスクされど楽しみ
・久々のイベント楽し笑顔見せゲームクイズに歌までも出る

熊谷支部   田口 茂
・例年の 花火に神輿 音鳴らず
・ビール飲み 枝豆喰らう 夕涼み
・庭先に はぜる花火で 酒交わす
・七夕に 億万長者の 夢託す

■「でるでるくらぶ」ジョギングウオーキング事業  熊谷 昭夫

 このクラブは家から出て外の空気を感じながら、ウオーキングをすることが、目的です。第3日曜日におこなっています。場所はその都度変わります。前の月に目的地を決めさせていただき
MLへお知らせさせていただきますが、ML会員以外の埼視協会員様へお伝えいただけますようお願いします。
 また、埼視協会員以外の方もお誘いいただき参加お願いいたします。
 お問い合わせは熊谷昭夫まで
 携帯電話 090-4820-2754

■「あいナビ談話室」視覚障害者ナビゲート事業  石川 晶夫

毎月第3火曜日の10時~15時まで会員様と県内在住の視覚障害者の皆様と交流が持てる場として開催している事業です。
会員様、もちろん会員以外の皆様も10時~15時までの間に埼視協事務所2階会議室へ、ご自由に訪ねてみてください。
ご意見や、ご要望がありましたら是非お聞かせください。
 本事業は通年の継続事業ですので第3火曜日に事務所へご訪問ください。変更等ありましたらMLや埼視協通信でお知らせさせていただきます。
☆ 「あいナビ談話室」は毎月第3火曜日に事務所2階を開放して行います。
緊急事態宣言が解除されたことを受け、様々な公共施設が開放され始めました。
 埼視協事務所も6月より事務所2階も利用しております。
 感染が終息するまでは申し訳ございませんが、3密を避けるために参加人数を調整させていただくため、今まではご自由に訪問くださいと連絡させていただいておりましたが、当面の間は訪問いただける方には、担当石川まで電話で参加申し込みをお願いいたします。
 訪問いただける方が多数のときは、午前午後に分けての訪問をお願いすることもありますが、ご理解いただけますようお願いいたします。
 また、事務所では入所の際は、検温、手指消毒、簡単な健康チェックシートにご記入いただき、2階会議室は換気「窓を開き」、事務所2階では対面を避けるために透明ビニールシートで部屋を分けて予防に勤めます。
 来所の際は、マスクの着用をお願いします。非接触体温計、手指消毒液は準備してあります。来所いただける皆さんと予防に勤め「あいナビ談話室」で交流が深まることを希望します。
 内容は従来のようにパソコン、ぶれいるメモ、スマホなどの使い方相談や情報交換の場としての活動を継続していきます。
  そして、今後は日常生活の困りごとや中途失明者の悩み、不安を皆さんの体験と情報をもとに解決へと案内していければと思っております。皆さんの体験や情報が原動力となります。多くの方のご参加をお待ちしています。
 是非、担当石川まで電話連絡お願い申し上げます。
携帯電話 : 090-3090-5181
メールアドレス : akio-c@agate.plala.or.jp

■メーリングリストをご活用ください   石川 晶夫

MLは会員様だけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報を投稿して頂ければと 考えております。積極的に投稿をお願いいたします。
メーリングリスト参加希望の方は、akio-c@agate.plala.or.jp
まで、アドレスをお知らせ下さい。
☆ML会員様へメールが届いてない方が居られると思われます。
お気づきの方は石川までご連絡ください。
 また、ML会員様以外の方にも配信内容をお伝えいただけましたら幸いです。
ML投稿アドレスはsaishikyo-ml@saishikyo.comです。

■お願い

1.埼視協通信を墨字・メール・デイジー等に変更される方は、埼視協事務所までご連絡ください。
またメールをご希望の方は、メールアドレスをご連絡ください。
お名前やご住所などに変更がありましたら、埼視協事務所までご連絡ください。

2.埼視協通信の原稿募集をしております
埼視協通信は奇数月の発行となりますので記事掲載の要望等がございましたら、奇数月の5日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

3.表彰について
今年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で、本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、埼視協事務所までご連絡ください。
☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練についてお知らせさせていただきます。
 現在、新型コロナウイルス感染予防のため、しばらくの間は歩行訓練士の派遣を見合わせさせていただきます。
 単独歩行についての相談が、ご座いましたら当会までお問合せください。