埼視協通信 No.38(2018年9月発行)

2018年9月11日 埼視協会報

■会長の想い  田口 茂

 この通信を会員の皆さまが読むころには秋の気配が深くなっていると思います。
今年の夏は異常に暑く「生命に関わる危険な気温」というアナウンスを毎日のように耳にしていました。
皆さまは熱中症など体調を崩すことはありませんでしたか。
 この夏は6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨と大きな災害が発生しました。
産経新聞によると、この豪雨で大半の視覚障害者は避難しなかった。あるいは、避難できなかった。という記事が掲載されていました。
 その理由は様々のようですが他人事ではありません。
非常時に私たちは、どんな行動をとればよいのでしょうか。
 11月4日の福祉大会では国リハの北村先生をお招きし、防災について意見交換ができる時間を予定しています。
防災について考えるキッカケとなれば幸いです。
また、開会式典ではご来賓臨席のもと表彰対象会員への賞状授与を行います。対象となられる会員の方は事務所へ連絡してください。
 福祉大会については、この通信で実行委員長の大井田副会長が紹介しています。
多くの方の参加をお待ちしています。
 これからはスポーツ、行楽など何をするにも快適な季節。収穫の秋でもあり、お酒もおいしくなる季節。飲みすぎないよう、食べ過ぎないよう秋を楽しみたいと思います。

■福祉大会開催のご案内  大井田 弘子

7回目を迎えます福祉大会を今年度は、川口市視力障害者福祉協会との共催で、下記の通り開催いたします。
一人でも多くの会員のみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

期 日  平成30年11月4日(日)
会 場  埼玉県障害者交流センター
住 所  さいたま市浦和区大原3-10-1
*JRさいたま新都心駅から会場へは送迎バスが運行されています。
大会スケジュール
      9:30 受付
     10:00 開会式典  会場:ホール
     10:45 講演会  防災を考える(仮称)
コーディネーター 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 北村 弥生 先生
     12:00 昼食休憩
川口市内障害者団体の物品展示販売 
会場:第1・第2会議室
13:30 「ちゃっと雑貨屋」による朗読劇 
「次の方どうぞ」
     14:00 講演会
     テーマ 料理と私(仮称)
     講 師 管理栄養士 田口 道子 先生
     15:00 全体会  会場:ホール
1、宣言文(案)
2、決議文(案)
3、会長謝辞
     15:30 閉会(予定)

■料理教室に参加して  川口支部 藤原 久子

 去る7月12日(木)川口市中央ふれあい館料理実習室にて公益財団法人すこやか食生活協会主催の料理教室を埼視協で実施しました。
参加者は30名(会員17名 サポーター・すこやか食生活職員合わせて13名)です。川口支部のほか熊谷、行田支部の会員も参加しました。
講師は、川口支部でお世話になっております管理栄養士の田口道子先生です。
「料理のレシピと感想」「肉料理を美味しくいただく」と言うテーマで下記の3品を作りました。
① 牛肉とごぼうのしぐれ煮混ぜご飯。
ごぼうは簡単にタワシでこすり、ささがきしながら水に離す。
鍋に調味料を入れ、牛肉、ごぼうの順に入れ、汁が少なくなるまで焦がさないように炒め煮する。
煮詰めた具をご飯にさっくりと混ぜ合わせ、しっかりとした味付けのご飯に出来上がりました。
② 豚しゃぶと豆乳スープ。
野菜を水から煮て沸騰したら、ふたをして蒸し煮にする。そのあと無調整豆乳を入れ最後に豚肉を入れ、少し煮て余熱で火を通す。
野菜と豚肉が柔らかく、豆乳のくせのないスープに出来上がり、豆乳の苦手な人でも美味しくいただけたそうです。
③ きゅうりのたたき漬け(パイホアンカ)
きゅうりとねぎは麺棒でたたき、キャベツは手でちぎる。
調味料を入れたボールに野菜を入れ、重しをする。
さっぱりとして野菜の歯ごたえがある漬物に出来上がりました。
田口先生の調理の説明は、においや音、切り方など分かりやすく今後の料理の参考になりそうでした。
一度も包丁を握ったことがないと言う田口会長も、きゅうりのたたき漬けに挑戦。
日頃のうっ憤を晴らすかのように、麺棒で思いっきりきゅうりをたたいていました。
そのかいあって、しっかりと味のしみた、きゅうり漬けが完成しました。
毎日料理をしている人も、そうでない人も声をかけ合い、助け合いながら楽しく調理することが出来たと思います。
熊谷、行田から参加された皆様、朝早くからお疲れ様でした。
今後このような料理教室を実施する機会がありましたら、料理経験のない男性の方も是非ご参加ください。

■第33回サウンドテーブルテニス大会を終えて  大会実行委員長 大井田 弘子

 去る7月15日(日)猛暑の中、恒例の第33回サウンドテーブルテニス大会を障害者交流センター体育館において開催いたしました。
 藤原文隆選手(新座支部)の力強い選手宣誓の後、参加者22名が、関東ブロック大会の予選を兼ねた「チャレンジの部」と、「一般の部」に分かれて、日頃の練習の成果を存分に発揮し、文字通り熱い戦いを繰り広げました。
 今年の大会は、こまめに水分補給しながらの、「半端ない暑さ」との戦いでもありました。
お陰様で、一人の熱中症患者を出すこともなく、大会を無事終了することができました。
ご協力いただきました、埼玉県障がい者卓球協会審判部のみなさん、そして、浦和大学、若葉の会、スニーカーズのみなさんには、この場をお借りして感謝申し上げます。

 成績は下記の通りです。
チャレンジの部
 第1位 渡部 晃子(川越支部)
 第2位 丸山 恵美子(戸田支部)
 第3位 小川 和幸(桶川支部)
 第4位 大井田 弘子(川口支部)
 第5位 藤原 文隆(新座支部)
 第6位 本間 孝子(川口支部)

一般の部
 第1位 柴山 和夫(個人会員)
 第2位 大迫 和子(久喜支部)
 第3位 佐藤 静子(桶川支部)

特別賞
 チャレンジの部/藤原 文隆(新座支部)
 一般の部/柳田 俊一(久喜支部)
 

尚、チャレンジの部の上位5名は、来る10月27・28日に、カルッツかわさきで開催されます第32回関東ブロック協議会STT川崎大会に出場いたします。
団体戦においては、我が埼玉県チームの3連覇がかかっております。
会員のみなさん、代表選手に熱いエールをよろしくお願いいたします。

■あん摩師等法第19条を守る中央集会のご案内  副会長 宮城 寛二

 現在、平成医療学園が仙台、東京、大阪の各地方裁判所において、生徒の定員の増加を求めて国に対して訴訟をおこしています。
もし、これが認められるようなことになれば視覚障害者として我々の主たる職業に悪影響を受けると思い大変危惧しております。
現在あん摩マッサージ指圧師等法第19条によって晴眼者の学校の定員が抑えられていますが、もし法第19条で定員増が認められるようなことになれば、視覚障害者の主たる職業が益々狭められる可能性が大になると考えます。
そこで裁判所に対し視覚障害者の窮状を訴えるべく中央集会を開催することになりました。
皆様にはご多忙とは存じますが、多くの参加をお願いいたします。
尚、中央集会の主催者は、あはき関係5団体
(日盲連・全視協・理教連・日マ会・全鍼師会)
中央集会の内容は、基調講演・これまでの裁判の状況・現状報告・アピール文採択等が検討されています。

日時   平成30年11月11日(日) 
13:00~15:00
会場   新宿シルクホール
参加者には交通費として会員一人1000円を補助させていただきます。
詳細は後ほど、ML通信でお知らせいたします。

第11回口頭弁論
第11回平成医療学園訴訟の裁判の傍聴にも多数の参加をお願いいたします。今回は医療学園側から証人として、筑波大の藤井亮輔先生を申請しましたので、いよいよ証人としての陳述が行われるかと思われます。

日時  平成30年10月29日(月)11:30から
会場  東京地方裁判所
(地下鉄 霞ヶ関駅 A1出口地上出たところ正面)
傍聴抽せん券の配布が、11:00からありますのでそれに間に合うようにお願いいたします。
以上

■施設見学会に参加して  熊谷支部 黒木 義雄

 9月5日、施設見学を目的にした視察旅行が行われた。
参加者は60人を超えバス2台に分乗して2か所の施設を見学した。
 最初に訪れたのは茨城県坂東市にある県立博物館。
ここでは人類の誕生から現在に至るまでの茨城県の歴史が多面的に展示されていた。
見学者の関心を集めていたのは恐竜の展示室で子供たちの歓声が続いていた。
館内で昼食を済ませ次の訪問先へ。
 次に見学したのは同県守谷市のアサヒビール茨城工場。
この施設は国内8工場のなかで最大規模。
敷地面積は東京ドーム9個分の広さを誇る。
日本最大の消費地である1都5県に向けてビールとソフトドリンクを出荷している。
施設内では原材料の仕込みから完成までの工程を見る事ができた。
特に参加者の多くが関心したのは全ての物のスケールの大きさと出来上がったビールを、より早く飲んで、もらうための創意工夫。
そしてリサイクル100パーセント・ゴミを出さない取り組みは驚いている人も少なくなかった。
見学の最後には60メートルを超える展望室での試飲会。
出来立てのビールやソフトドリンクを味わって見学は終了した。
川柳 2題
・恐竜の
カレーを食べて
バテしらず
・出来立ての
ビールの味は
最高さ

■日常生活用具勉強会  石川 晶夫

毎月第3火曜日の10時~15時まで会員様と県内在住の視覚障害者の皆様と交流が持てる場として開催している事業です。
 8月は不動岡高校の女子生徒が視覚障害についてインタビューに事務所を訪問してくれました。
 会員様、もちろん会員以外の皆様も10時~15時までの間に、ご自由に訪ねてみてください。
ご意見や、ご要望がありましたら是非お聞かせください。
連絡先電話:090-3090-5181

■メーリングリストをご活用ください 石川 晶夫

ML・埼視協通信は会員様だけの情報手段です。
MLを利用していただき、有意義な情報を投稿して頂ければと考えております。
積極的に投稿をお願いいたします。
メーリングリスト参加希望の方は、akio-c@agate.plala.or.jpまで、アドレスをお知らせ下さい。
☆ML会員様へメールが届いてない方が居られると思われます。
お気づきの方は石川までご連絡ください。

■お願い

1.埼視協通信を墨字・メール・デイジー等に変更される方は、埼視協事務所までご連絡ください。
またメールをご希望の方は、メールアドレスをご連絡ください。
お名前やご住所などに変更がありましたら、埼視協事務所までご連絡ください。
2.埼視協通信の原稿募集をしております
埼視協通信に記事掲載の要望等がございましたら、偶数月の末日までに記事を埼視協通信担当・石川まで、メールまたは電話でご連絡いただけますようお願い申し上げます。

3.表彰について
今年度も引き続き、会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で、本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら、埼視協事務所までご連絡ください。

☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて歩行指導をします。
会員・非会員問わず県内在住の視覚障害者の方が対象となります。お問い合わせください。