埼視協通信 No.16(2015年1月発行)

2015年1月22日 埼視協会報

■会長の想い  岸 邦久

新年明けましておめでとうございます 本年も宜しくお願いいたします
昨年は任期途中の、会長の交替で目まぐるしく一年が過ぎました。慣れない会長職で、会員の皆様始め、役員の皆様には大変ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
昨年は埼玉県で視覚障碍者の女子学生が被害にあう事件が起き、マスコミの取材を受け我が埼玉県視覚障碍者団体で何かできる事はないかと考えアンケートの実施を行い各新聞社に情報提供させて頂きました。
今年も、会員をはじめ多くの方と共に有意義で楽しい 事業を開催したいと思います。会員様もお気軽にご意見をお寄せいただけましたら幸いです。
皆様と共に、今まで以上に楽しく社会参加、日常生活が送れるようにしたいと思います。
皆様にとって良い年でありますように心よりご祈念申し上げます。

■垣根のない世の中を願って  久喜支部 大迫 和子

私の家はバス停から歩いて10分足らずですが、点字ブロックも音響信号もありません。慣れた道とはいえ、時には駐車場に入ってしまったり、横道に迷い込んだりして困ることもあります。けれど最近は、近所の人や子供たちが「大丈夫ですか、家まで私が送りましょう」と、声をかけてくれることも多くなりました。
私は以前から、小中学校に行き「共に学ぶ福祉授業」に参加してきました。私が失明した頃は、久喜市も農村地帯で、点字ブロックも音響信号もありませんでした。そんな時代に目が見えない人が、白杖一本でひとりで出歩くということは子供たちには想像もできなかったのでしょう。大変に驚いていろいろな質問が飛んできました。最近では視覚障害者よりもいち早く、様々な情報をキャッチして話してくれる生徒さんもいます。でも、まだまだ点字ブロックや音響信号の大切さを理解していない方もたくさんいます。私は学校で、点字ブロックの上に物を置かないで下さい。また、視覚障害者が迷っている様子を見かけたら、ぜひ声をかけてください、とお話しています。
また、視覚障害者のスポーツ、サウンドテーブルテニスについても子供たちに紹介しています。目が見えなくても、仲間を作り楽しめるスポーツがあることを知らせて健常者の人たちにも理解して欲しいと考えています。夏休みには体験教室も行って子供たちと楽しいひと時を過ごしています。
私の福祉授業での話が、子供たちから家庭の方々へ、そして広く社会へと広がり、視覚障害者が白杖を持たなくても出かけられるような世の中になることを願っています。
この他、私たちの仲間には、マッサージの無料奉仕をしている人もいます。在宅介護で疲れた人を対象に行っていますが、「心までほぐれるようだ」と喜ばれているようです。
以上のような様々な活動を通して、視覚障害者の立場をたくさんの人が理解して、垣根のない暮らしやすい社会になればいいなと思っています。

■関東ブロック大会に出場  戸田支部 横手 勤

今年関東ブロック大会に出場したのは、男性柴山和夫さんと私。女性大井田弘子さん、丸山恵美子さん、渡部晃子さん。監督五十嵐ひろみさんにお願いして、予選会の後月1回の練習会をもち、五十嵐さんに審判の立場から、体育館での試合場の注意点をしてもらいながら、練習できたことが役立ったと思います。体育館は寒いと聞いていながらも、思った以上の寒さでした。
部長の小林孫一さんには朝早くから二日間にわたり、最後まで応援していただき、全員感謝しております。
個人戦では、みんながそれぞれの持ち味を出した試合が出来たと思います。中でも柴山さんの三位入賞は本人が言う通り、無欲の勝利だと思います。
団体戦は埼玉県として三位入賞が出来、孫さんに賞状を持ち帰っていただけたのは、選手達は喜びました。
次回も出場出来るように練習して今回のリベンジを果たしたいと思います。

■簡単リズム体操講座に参加して  桶川支部 岩崎 京子

12月9日桶川市民ホールに於いて、埼玉県視覚障害者協会主催のリズム体操が行われました。
視覚障害者に教えるのは始めてとのことで、指導の先生が7人来てくださいました。所沢から来てくれた人もあり、約30名の参加がありました。
先生から「無理をしないで、ご自分のペースで」との言葉通りに、銭形平次・365歩のマーチ・きよしのズンドコ節の三曲をリズムに合わせて、行いました。
先生とマンツーマンの人、歌いながらの人、休みながらの人等、それぞれの楽しみ方で参加していました。久々に身体を動かして疲れたけれど、楽しかった。という声も聞かれました。
参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

リズム体操講座の写真1
リズム体操講座の写真2
リズム体操講座の写真3
リズム体操講座の写真4


■お知らせ

(詳しくは、埼視協事務所、又は支部長さんまでお問い合わせください)

1.会報やご住所の変更についてのお願い

埼視協事務局では会員の皆様へのご連絡方法の整備を行っています。埼視協通信を、点字・墨字・メール・デイジー等に変更をご希望の方は協会事務所か各支部の支部長さんまで連絡願います。メールをご希望の方はメールアドレスも同時にご連絡願います。
また、ご連絡先のお名前や御住所などに変更がありましたら、同様に協会事務所か支部長さんまでご連絡をお願い致します。

2.HPをリニューアルしました

埼視協通信に記事掲載の要望等がございましたら、奇数月の20日までに記事を埼視協通信担当石川まで、メールまたは電話で連絡いただけますようお願い申し上げます。
【URL】 http://saishikyo.com
【E-mail】 akio-c@agate.plala.or.jp
【携帯電話】 090-3090-5181

3.表彰に関するお知らせ

平成26年12月17日(水)に開催された理事会において平成27年度より会長賞・功労賞(仮象)等の選考委員を本部役員が兼務することとなりました。
そこで会員の中に75歳以上で在籍年数が20年以上になられる方、若しくは、福祉活動等で本会以外で表彰を受けている方がいらっしゃいましたら所属支部長さんを通して事務所までご連絡ください。
支部長さんには、ご多忙のところ大変申し訳ございませんがよろしくお願いします。

☆随時受付けをしています・・・☆

●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて指導します。