会長の想い 岡田 ひろみ
四半世紀に及ぶ会長職、さぞかし多くの困難と喜びとを超えてきたのではないかとお察し致します。「副」が付くのとつかないのとでは雲泥の差があるのだと痛感している今日です。叙勲の候補者に推薦させて頂き、旭日双光賞を受賞されましたことを大変嬉しく、心よりお祝い申し上げます。 まだまだご活躍される方だと思いますが、支えてくださった奥様とお幸せにお過ごしください。
叙勲ご挨拶 高野 宗吉
この度、平成24年度秋の叙勲において旭日双光章を受章することができました。この受章については長い間福祉関係団体の会長として、すなわち昭和61年から前会長の長岡氏のあと25年余り会長として福祉のために取り組み、障害者の自立と社会参加に尽力したことが評価されたと考えております。また一方、保険衛生関係団体の会長として、平成8年より前井上会長の後を継いでから現在に至るまで、鍼灸マッサージの技術の向上と知識の習得に努力し、鍼灸マッサージが広く国民に医療として認知されるよう努力してきたことが高く評価されたものと思われます。それらの功績が認められ、平成15年秋の叙勲褒章において藍綬褒章も受章しております。 皆様もご存知のように私自身視覚障害者であり、「障害者が障害を持ちながらも健常者と同じように個人の尊厳が認められ、一社会人として貢献できること」について並々ならぬ活動を続けてまいりました。こうした中において、視覚障害者が長い間職業としてきている鍼灸マッサージにおいて、技術の向上と知識の習得はもとより、広く国民の保険衛生に関与する医療としての地位を築くべく懸命に努力してまいりました。こうした点が広く認められ、今回の叙勲の栄誉に浴すことができたものと考えております。こうした活動が長い間続けられてきたのは、私を取り巻く多くの方々の理解と協力があったからこそのものと改めて感謝を申し上げる次第でございます。 ここで旭日双光章叙勲における詳細につきましてご紹介申しあげます。まず、11月4日に各新聞紙上にて発表がありました。11月5日には知事公邸におきまして上田知事より勲記勲章の伝達が行われ、その後記念撮影・パーティーと受章者に対するお祝いの催しがあり感激の至りでございました。そして、11月15日には厚生労働省において厚生労働大臣よりお祝いの言葉を受け、その後皇居へ向かい天皇陛下の拝謁を受ける運びとなりました。皇居では豊明殿において天皇陛下の拝謁が行われ、陛下のお帰りの際、私の前に立ち止まり、「お元気ですか。長く福祉のために尽くされ、ありがとう。お体を大切に。」と手を差し伸べられ、握手をすることができました。私は感激のあまり「有難うございます。」という言葉が震えたことを記憶しております。記念撮影の後皇居の広場に立ったとき、秋の日差しが燦々と照りつけた小春日和のひとときに、思わず75年間の人生を振り返り、自分に向かって「良く頑張った」と声をかけたくなるような心境にすらなりました。 こうした私の叙勲に対しましては、長い間にわたる多くの方々のご指導ご協力、そしてご縁があったものと改めて感謝御礼申しあげる次第であります。今後微力ながら一層努力を重ね、少しでも同志のためになればと、決意を新たにした次第であります。本当にありがとうございました。以上報告といたします。
理事になって思う事 越谷支部 豊岡 輝子
岡田会長より電話を頂き、理事になって何か一言書いて欲しいと言われました。書くという事をなかなかしない私は、大変悩みました。 子育ては終わりましたが、主婦業からはなかなか解放されず、本部の事業は勿論支部の行事にも、なかなか参加出来ず怠けていた私でした。そんな時主人から「越谷支部は、大変人数が多いにもかかわらず、理事が誰も出ないというのは困ったものだなぁ、お前このへんで理事をやらせてもらったら」と言われました。戸惑いもありました。他の理事の皆さんは、ベテランばかりでその中に、一年生理事の私が加わるという事はどんなものだろうと考えました。熊谷に竹馬の友である柿沢さんもいる事だし、やらせて頂いてみようかしらと思いました。その後理事会の通知を頂き、第一回目出席しました。理事さんの中には柿沢さんもいるし、知っている人もいて心強さはありました。 しかし、理事会の様子は全くわからず、本当に戸惑いました。公益法人という大変な事が持ち上がっている昨今、なおわからない事ばかりでした。出席を重ねているうちに、全部理解出来たというところまでは進歩していませんが、少し楽しくもなりました。少し慣れてきた頃には一期が終わろうとしています。ホッとした部分と、少し寂しい部分がありますが、感謝しております。これも会長初め、理事の方々に暖かく見守って頂いた事、そして頼りになる柿沢さんに色々教えて頂いた事で、ここまで来る事が出来ました。ありがとうございました。
研修旅行リポート 越谷支部 寺部 喜美代
9月23日日曜日。その日は今にも泣き出しそうなあいにくの空模様でした。それでも私達越谷支部の会員11名(全員女性)は元気に迎えのバスに乗り込みました。バスは熊谷駅で他の皆さんを乗せ一路越後湯沢へと向かったのでした。バスの中では自己紹介など終始和やかな雰囲気だったのはやはり同じ埼視協の会員という共通点があるからなのかと私は考えたものです。 本部の研修旅行に参加したのは私にとって初めてのこと。そして新潟県に足を踏み入れるというのも初めてでした。まして有名な小説の舞台になった越後湯沢に行ってみたかったという私の念願が叶えられたのでした。3時頃ホテルに到着。あくまでも研修旅行なのでそれから2時間くらい12月に開催される福祉大会の説明会、その他諸々の話し合いが中々活発な質疑応答だったことを覚えています。 そして温泉でくつろぎ宴会と旅行の定番ではありましたが、初めての方や久しぶりにお会いした方々との語らいは鮮明に心に残っています。 そしてホテル従業員の細やかな対応には驚きました。食事も中々豪華でしたが何よりも感心したのは食べ物の位置を教えて下さる際、ちゃんとクロックポジション(時計の針の位置)で教えて下さったことです。私達を迎えて下さるのにちゃんと学習されただろうことに頭が下がる思いでした。担当してくださった内藤さんやボランティアの皆様に感謝致します。
研修旅行に参加して 行田支部 大庭 昭
国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった・・・ この文章で始まる川端康成の小説「雪国」は新潟県 湯沢町。この温泉地で芸者 駒子と大学教授、島村との出会いから始まるストーリーで川端文学の一端を覗き見ることができます。 今年の埼視協の研修旅行は9月23・24日に湯沢温泉のホテルニューオータニに宿泊しました。宿に着くと早々、研修会です、会員の皆さんとの討論会に入り、今後の埼視協の方針や目まぐるしく変わる社会情勢への対応、会員の皆さんと生きがいを話し合ったりと意義深い研修会になりました。 又、核家族が増え、一人暮らしで、一日誰とも話すことがないと言っていた方もおりました。この会の皆と親睦をはかりながら、雑談する事も楽しみの一つでしょう。 宴会では美味しいお酒を頂き、又、うまい食事を食べながら盛り上がったところでカラオケになりました。会員の皆さんの歌を聴くのも、これまた楽しい!! 宴会後、部屋にもどり、酒やつまみを持ち寄って二次会も愉快でした。 最後になりましたが、今回の旅行を企画して下さいました岡田会長をはじめ、幹事の内藤さん、役員の皆さまには心から深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
お知らせ
① 野宗吉氏 旭日双光章叙勲祝賀会のご案内
日時 平成25年2月17日(日) 受付 午前11時30分 開会12時30分
会場 氷川会館(埼玉県川越市宮下町2-11)
主催 社会福祉法人 日本盲人福祉委員会(サイトワールド実行委員会)
※詳しくは事務所までお問い合わせください。
② スポーツ・レクリエーションの集い
日時 平成25年1月27日(日) 13時~15時
会場 熊谷市立市民体育館 アリーナ 駅より徒歩5分 駐車場あり
申込は1月21日(月)までに事務所へ
*参加者は上履きをご持参ください。
③ 芸能大会
日時 平成25年3月13日(水) 13時30分~16時
会場 熊谷市立荒川公民館
* 詳細は次号で
☆ 随時受け付けておりま~す! ☆
●歩行訓練
訓練士が希望者の訓練したい場所へ出向いて指導します。詳しくは事務所へ
●相 談
秘密は厳守します。ご本人が道を見出せるようお手伝いをします。選ぶのはご本人。 選択肢の1つとして活用してください。
●講師派遣
視覚障害者に関心があり、学びたいという団体へ視覚障害者や点訳者・ガイドボランティアなどを派遣します。詳しくは事務所へ。