今回、初めて埼視協の研修旅行に参加しました。
目的地が製糸工場と聞き、幼い日のことを懐かしく思い出しました。
それは、小さな白い虫(蚕)がたくさん並べられ、桑の葉を無心に食べていた姿です。
とても不思議な光景でした。
当日は梅雨時にもかかわらず、程よい天気で、ガイドを含め総勢47名、元気いっぱいでした。
製糸工場では係の人が、詳しく説明してくれました。
生糸については漠然と分っていたつもりでしたが、具体的な説明を受け、大変よくわかりました。
当時は国の財政を支えていたことや、外国人指導者を高い給料で雇っていたことなどです。
また、手作業から日本人の発明により機械化を果たし、現在もその機械を使っているそうです。
そして、食糧難の時代には、繭の中の幼虫を食べていたと聞いて、私は本当にびっくりしました。
見学を終え、昼食は名物「峠の釜めし」でした。期待どおり、たいへんおいしかったです。
その後、群馬県立自然博物館を見学して、帰途につきました。
とても充実した一日でした。
埼視協通信 No.7 2013年7月発行より抜粋 <久喜支部 大迫和子>